
全銀協が行っている業務は非常に幅広く、所属する部門・部署や担当業務により、仕事内容や必要となる知識も大きく異なってくる。
そのため、特に若いうちは、異動や担当替えにより、さまざまな業務を経験してもらい、多様な業務に対応できる人材を育てることにしている。
2007年度入社の篠沢も、昨年度、信用情報部から企画部に異動となり、さらに今年度からは企画部内にある広報室の業務を担当することになった。
「現在は、多重債務者の発生防止や金融犯罪の被害防止などのための消費者啓発活動に他の関係部と連携して取り組むなど、広報活動全般に携わっています。多重債務者発生防止活動に関していえば、これまでにも雑誌広告やポスター・チラシによるPRを実施していますが、より効果的な方策はないのか常に模索し、インターネット広告などの新しい手法も採用しています。ともすれば専門的になりがちな金融分野の難しい問題を、いかに分かりやすく伝えるか、ということを考えて広報を実施していくことにやりがいを感じます。また、広報活動の内容は非常に多岐にわたるので、幅広い知識を身につけるための努力を、今後も続けていきたいと思っています。」
入社前には、「全銀協=業界団体=縁の下の力持ち」というイメージを持っていたという篠沢だが、現在の仕事には、「縁の下の力持ち」には止まらない面があるそうだ。
「銀行業界全体の取組みを推進するため、全銀協という存在を前面に押し出していく必要がある場面も、今後、さらに増えてくると考えています。そのために、全銀協の認知度向上に、引き続き取り組んでいきたいです。」
さまざまな業界・企業から業務内容などの説明を受ける機会というのは、就職活動中しかないと思います。まずは説明を聞いて、業界、業種などを比較・検討してみてください。就職活動は、自分を成長させるチャンスだと思います。
全銀協の仕事は、銀行業界、金融業界ひいては社会全体に貢献できる仕事だと思っています。そのような仕事に興味を持つ方は、ぜひエントリーをしてみてください。

全銀協は2010年9月に銀行法などにもとづく「指定紛争解決機関」の指定を取得し、10月から業務を開始した。2010年度に入社した新開を待っていたのは、この指定取得に関する業務だった。
「全銀協では、これまでも銀行利用者からの苦情解決や、銀行利用者と銀行との間の紛争解決に向けた取組みを行ってきましたが、銀行法改正により、法律にもとづく指定紛争解決機関が存在する場合、銀行はその指定紛争解決機関と契約を結び、適正な苦情対応を行うことが求められることになりました。私は全銀協の指定取得に向けて、申請のための資料の準備を行ったほか、銀行向け説明会の準備・運営や銀行からの照会対応、会議資料・議事録・報告書の作成、銀行向けに配付する資料の作成などを行いました。」
仕事は限られた時間内に処理することを求められることが多く、思っていた以上に忙しかったという新開だが、仕事のやりがいも感じられたという。
「全銀協が指定紛争解決機関になるというのは、銀行利用者の保護の観点からとても大切なことであり、全銀協にとっても大きなプロジェクトです。そのようなプロジェクトにいきなり関わらせてもらっているということで、責任の重さを感じるとともに、やりがいを感じています。また、関係する記事が新聞などに載ると、すごいことをやっているという実感が湧きます。」
就職活動では、あまり興味や対象を絞りすぎず、広い視野に立って、いろいろなものに興味を持つことが大切だと感じます。
全銀協は、皆さんが思っている以上に様々な分野に影響を与えている、あるいは様々なことを行っていると思うので、よく調べてみると、皆さんにとって興味の湧く分野がきっと見つかると思います。
ぜひ説明会などで、自分が興味を持てるものを探してみてください。

服部が所属する信用情報部では、「全国銀行個人信用情報センター(個信センター)」と「カード補償情報センター」という、重要な個人情報を取り扱う2つのセンターを設置している。このうち、服部が主に担当するのが、個信センターに関する業務だ。ローンやクレジット取引に係る情報(個人信用情報)を収集し、金融機関が消費者からローン等の申込みを受け付けたときに、この情報を提供し与信判断の資料の一つとして活用してもらうことで、多重債務の防止を図るという、極めて公共性の高い役割を担っている。
「この個人信用情報システムは、銀行はじめ1,200を超える金融機関に利用されています。日々、システムに関する照会を多く受けますが、様々な地域・業態の方々とやりとりをしていると、大きなシステムに携わっていることを実感することができ、その仕事の一端を担えていることに誇りを感じます。」
一方で、デリケートな情報を扱うがゆえの辛さも感じているという。
「金融機関、消費者の方に多大な被害が及ぶ危険と常に隣り合わせなので細心の注意を払って業務を行わなければなりません。"ミスをしない"というのは業務を行ううえで当然の心構えですが、大きなリスクを背負っている以上、そのプレッシャーを辛く感じることもあります。」
休日に同期とフットサルをするのが最近の楽しみと語る服部。プレーを楽しむと同時に、同期から他部門の業務の内容や雰囲気を聞き、仕事の糧にしているという。
「現在の仕事の錬度を上げるというのが当面の目標ですが、将来的には、当局などとの折衝が必要な仕事を経験してみたいと思っています。色々な業務を経験することで自己のレベルアップに繋がるのではないかと考えています。」
就職活動に取り組むに当たって、皆さんそれぞれプライオリティーをおいているポイントがあるかと思いますが、全銀協には、ここでしかできない仕事が数多くかつ幅広くあり、どんな方でも自分に合った業務を経験できる下地が揃っていると思います。全銀協に少しでも興味をもたれましたら、ぜひ話を聞きに来てください!

「学生時代から、経済の血液ともいわれる金融に興味があり、その中でも社会的な意義が大きい仕事をやりたいと思っていました。全銀協への入社を決めたのも、金融全体を見回すことができ、政策提言や決済システムの運営など、社会的意義の大きい仕事ができると考えたからです。」
そう語る三枝は、現在所属する事務システム部で、「外国為替円決済制度」の関係規程の整備等のほか、金融分野に関する国際標準について、関係会議に参加したり、日本の銀行界の意見の取りまとめ等に関する業務に携わっている。
関係省庁等との折衝や関係会合に参加する中で、語学力や金融に関する知識が足りないと感じる場面も多くあるようだが、日々勉強を続け、自分なりに努力してきた結果、最近では自らの成長を感じることができるという。
「決済や標準化などの専門的な業務を取り扱う分、その業務分野について日々強くなっていくことを感じています。まだまだスペシャリストとまではいきませんが、その道の専門家の方々とのお話についていけるようになったときは、とても嬉しかったのを覚えています。」
そんな三枝は、自らの将来を見据え、これからもコツコツと努力を重ねていくつもりだ。
「日々の業務やニュースを通じて、国際金融に直接携わる仕事をやってみたいという思いが強くなっています。そしていつか金融のあらゆる分野に精通したスペシャリストになることができればと思っています。」
三枝の飽くなき挑戦は、これからも続く。
「全銀協」と聞いて、どういった仕事をしているのか、どういった人が働いているのか、イメージがわかず不安になる方もいらっしゃると思います。しかし、全銀協の仕事は社会的に大きな影響をもつものばかりですし、また、固い人が多そうという入社前のイメージに反し、入社してみると案外気さくな方が多く、管理職から若手まで風通しもよくてとても働きやすい環境だと思います。少しでも興味をもたれた方は、ぜひセミナーに参加して全銀協のことを知ってほしいと思います。







