出産に合わせて必ず確認しておきたいのが、夫と妻の死亡保障です。死亡保障は家族に万が一のことがあった場合、その遺族の生活費をカバーするのが目的。したがって、子どもが生まれた時点が必要な死亡保障額のピークとなります。
死亡保障額は、持ち家または戻れる実家があるかどうか(家賃の発生のあるなし)、妻がすぐに働けるか(収入の確保)などの諸条件を考慮する必要がありますが、目安としてはざっと1,500万~3,000万円といったところ。
それなりに大きな額ですから、終身タイプの保険で用意すると、保険料が割高になります。今後、教育資金やマイホーム資金などのための貯蓄も必要になるため、定期タイプの保険で安く確保してはどうでしょうか。
また、死亡保障は主に子どもが社会に出るまでの生活費ですから、必要額は年々小さくなります。それに合わせて、死亡保障も減額してくことが合理的。定期保険であれば5年程度で減額していくといいでしょう。あるいは、逓減定期型(段階的に年々死亡保障が減額される)の定期保険や収入保障保険を利用すれば、見直さなくても段階的に減額されるという利便性があります。