教えて!くらしと銀行
お金について役立つ読み物を集めました。
相続とは、亡くなった人(被相続人)の財産を、残された家族など(相続人)が引き継ぐことを言います。相続には「遺言相続」と「法定相続」の2つの方法があります。なお、「遺言相続」は、原則、「法定相続」に優先します。
遺言を残すことにより、自分の意思で遺産の分配方法を決めることができます。家族の事情などを考慮し、法定相続分と異なる割合を決めることなどができます。
民法で定めた法定相続での分割とは異なり、家族それぞれの事情に合わせた遺産分配を望む場合に有効な制度が「遺言制度」です。遺言制度のメリットは、自分の意思で遺産の分配方法を決めることができることです。満15才以上なら、この制度を利用できます。遺言には次のようなことを記載できます。
被相続人の財産を相続できる人は、民法で定められています。民法に沿った方法で相続することを法定相続といいます。相続できる人と順位、相続分は以下の通りになっています。
常に配偶者は相続人。ただし婚姻の届出がされていない内縁関係の妻や夫、離婚した夫や妻は対象外です。
順位は次のとおりです。
相続人の具体例