銀行図書館は、明治30年(1897)1月20日、東京銀行集会所内に「経済文庫」として開設されました。第2次大戦後、東京銀行集会所が東京銀行協会へと改組されたことにともない、経済文庫もこれに引き継がれましたが、終戦直後からしばらくの間、銀行集会所の建物が連合軍(GHQ)に接収されていたため、この間、経済文庫は事実上閉鎖されていました。
昭和35年7月にようやく再開され、さらに昭和40年12月には銀行会館の新築落成にともなってこれに移転し、什器・設備等を拡充のうえ、41年9月には名前も「銀行図書館」と改め再発足しました。
銀行図書館は、東京銀行協会社員銀行の役員および職員のための調査研究図書館として、内外の経済・金融関係図書の収集・整備に努めるとともに、こうした資料を関係者ならびに広く研究者等に提供することにより、金融経済に関する調査研究に資することを目的としています。
明治以降の経済・金融関係基本図書および統計書をはじめ、社員銀行その他金融機関の各種刊行物、銀行行史、海外の銀行協会・中央銀行・金融機関の刊行物などを主としており、蔵書数は、平成18年3月末現在で、単行書と製本雑誌を合わせて約15万3千冊、雑誌約650タイトルとなっています。
これらの蔵書のうちおよそ2万冊は経済文庫時代に収集されたもので、今日では入手が困難と思われる貴重な資料も数多く含まれています。当図書館では戦前に刊行された図書資料を一括して「経済文庫」と名づけています。