銀行本来の業務から生じた利益のことです。
業務粗利益から一般貸倒引当金繰入額および臨時的な色彩のない経費を引いたものが業務純益です。業務粗利益から業務を行ううえでかかった経費を差し引いた業務純益は、銀行本来の業務による利益ということになります。
業務粗利益 (1)
一般貸倒引当金繰入額 (2)
経費(臨時的経費を除く) (3)
債券費(債券発行銀行の場合) (4)
業務純益((1) −(2) −(3) −(4) )
業務粗利益は、資金運用収支、役務取引等収支、特定取引収支、その他業務収支の合計です。収支というのは、収益と費用の差額のことで、これら4つの収支は銀行本来の業務による収益と費用を表したものなのです。
貸し出しをはじめとする銀行が受け取った利息の合計額である資金運用収益と、預金をはじめとする銀行が支払った利息の合計額である資金調達費用との差額です。現在、業務粗利益の中でもっとも大きなウェイトを占めています。
役務とはサービスのことです。役務取引等収支は、サービスによって受け取る手数料などの収益とサービスを提供するためにかかる費用の差額です。
特定取引勘定を設置している銀行が商品有価証券を売買したことなどから生じた収益と費用の差などです(特定取引勘定を設置していない銀行には生じません)。
その他業務とは、銀行本来の業務のうち、資金運用・資金調達、役務取引、特定取引以外の業務のことです。例えば、外貨を安く買って高く売れば、その分の利益が「その他業務収益」になります。また、国債などを売って損をした場合は「その他業務費用」になります。