教えて!くらしと銀行
お金について役立つ読み物を集めました。
「以前から投資に興味がありました。手持ちの資金はそれほどありませんが、多少アルバイトで稼いだお金を資金にして、投資信託を買いたいと考えています。しかし、同じ年齢で投資をしている人が周囲にまったくいません。学生でも投資をしていいのでしょうか?(男性/19歳)」
証券会社では、原則的に学生でも、そして未成年でも投資を行うのに必要な口座を持つことができます。年齢の下限は特に設定がありません。したがって、0歳からでも投資信託や株式投資などの現物取引(※)ができるということになります。ただし、多くの場合、親権者の同意書と、住民票や戸籍抄本などの続柄が確認できる書類を提出し、親権者も口座開設と入金することなどが条件となっています。また、取引は本支店に限り、インターネットは不可という証券会社もあります。
したがって、20歳以上(成人)であればそういった制限、制約なく自由に投資が可能となります。ただし、金融機関によっては、年齢に達していても、貯蓄や定期的な収入がないという理由で、口座開設の審査を通さないというケースもあるようです。
ともあれ、学生もしくは20代前半の若い世代は、さほど投資に回せる資金はありません。したがって、結果的に少額投資になるわけですが、まずは投資を経験するという意味では月5,000~1万円程度でも十分と考えましょう。しかし、少額であれば、よりコスト意識が大切。手数料等は十分にチェックしたいところです。また、投資信託はそれ自体、分散投資の効果があり、購入も主に「1,000円~」と手軽。積立で買ったり、気になるのを数本、より分散を意識して購入するといったこともできます。さらに、少額投資であればNISA(口座開設の年の1月1日時点で20歳以上という年齢制限あり)の活用もポイントとなるでしょう。
(※)信用取引やFXは、20歳もしくは18歳以上でないとできないというのが原則