【90秒でわかる!】クレジットカード・カードローンの特徴

はじめての金融リテラシー

クレジットカードとカードローン、その違いをよく理解しておくことが大切です。クレジットカードは、先に商品を買って、後から代金を支払うことができるカードです。お金を借りることもできますし、海外でも使用できます。カードローンは、あらかじめ決められた利用限度額の範囲内ならいつでもお金を借入れでき、その使いみちも自由です。形は同じでも、機能が違いますので、上手に使い、便利に利用することが大事です。

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クレジットカード

さまざまな「便利さ」を持つ

クレジットカードは手元に現金がなくても、後払いで買うことができるというもの。それ以外にもいろいろと便利な機能があります。
たとえば海外旅行の際、旅先での支払いに利用できます。外貨への両替の手間が省ける上、多額の現金を持ち歩かなくて済むというメリットもあります。また、提携先の銀行のATMやCDでの、限度額内のキャッシング(借入れ)も可能。クレジットカード機能のついたキャッシュカードを発行する銀行も増えてきました。

詳しくは「クレジットカード」の基本

返済方法を自分で選択

クレジットカードによる買い物の返済方法は、利用から1〜2カ月後の一括返済の他に、毎月一定額を返すリボルビング払いや3回以上に分けて返済する分割返済も可能です。ただし、返済方法については予め申し込みが必要となります。
また、クレジットカードはその手軽さゆえ、ついつい利用し過ぎてしまい、返済時に資金が足りないというケースも十分考えられます。次の返済日にどの程度引き落とされるのかをチェックをしながら、無理のない、計画的な利用を心掛けましょう。

カードローン

限度額の範囲で利用する便利なローン

カードローンはあらかじめ決められた利用限度額(極度額)の範囲なら、いつでも何回でも、借入れることができます(極度貸付方式)。そしてその使いみちも自由です。借りる場合は、銀行が発行する専用カード、もしくはカードローン機能付きのキャッシュカードで、ATMやCDから引き出します。

利用はあくまで返済可能な範囲で

カードローンは個人向けの無担保融資です。本人の確認と個人信用情報に応じて無担保で借りることができ、返済は分割も可能です。ただし、便利ではある反面、「借りたお金」であることもしっかり認識しておきましょう。たとえ少額でもローンですから金利も発生します。限度額が定められているとは言え、確実に将来返済できる範囲内にとどめおくことが大切です。