11月16日(月)実施

岡山県立勝山高等学校2年生レポート2時間目

 2時間目は、支払い方法の多様化について知り、クレジットの問題点や解決方法について考えていきます。

 はじめにワークシートの「消費行動チェックリスト」を行い、商品やサービスを購入するとき動機を持って判断しているかなど、消費に関する傾向を客観的に確認しました。
 次に先生から「欲しいものがあるけれど、お金が無いときにどうしますか」という質問がありました。生徒たちからは「がまんする」「貯金して買う」「分割で買う」などの回答がありました。生徒たちの回答以外にも方法があることが先生から伝えられ、「ローン&クレジットのABC」p17を見るよう指示がありました。
 現金以外で支払う方法として「電子マネー」があることが伝えられると、生徒たちも「図書カード」「バスカード」などの「電子マネー」を持っていることに気づきました。プリペイドカードやデビットカードなど、それぞれの電子マネーの特徴を学習しました。
 また、買い物するときに支払いができなくても、その場で商品を受け取り、あとで支払いをすることができる「販売信用(クレジット)」や、直接消費者にお金を貸す「消費者金融(ローン)」についても説明がありました。
 「販売信用」や「消費者金融」は個人の「信用」を担保に利用することから「消費者信用」と呼ばれることが伝えられ、高校生はまだ利用できないことが説明され、「ローン&クレジットのABC」p18で、信用を表す「4つのC」について学びました。

 次に、クレジットカードの仕組みや利用の仕方について学ぶための映像「油断大敵!悪徳商法〜迷惑メール注意報 クレジット警報〜」を視聴しました。
 映像の中では、クレジットカードを利用する際、「一括払い」「分割払い」などの支払いの違いにより、支払い金額が変わることを学習しました。また、クレジットカードを利用した金額が支払えなくなった場合の罰則や支払えなくなった結果多重債務に陥る状況について学びました。また、「ローン&クレジットのABC」p13で、クレジットカードの支払いを分割払いやリボ払いにすると支払い金額の管理が複雑になるという説明がありました。生徒たちはビデオを見ながら、クレジットカードのメリットデメリットをワークシートにまとめ、視聴後に発表しました。

(メリット)手持ちのお金がなくても買い物ができる
(デメリット)分割払いにすると実際の商品の金額より支払い額が増える、使いすぎる心配がある

 最後に、消費者の自覚と行動について先生から説明がありました。
商品やサービスを購入する際、消費者には「情報を与えられる権利」と「選択する権利」があることを理解して、正しい選択ができるよう行動するように伝えられ、授業は終了しました。