11月30日(月)実施

岡山県立勝山高等学校2年生レポート4時間目

 4時間目は「ライフステージと経済設計」を理解する授業を行いました。
 この授業では、20歳代〜60歳までの生活設計とマネープランについて「生活設計・マネープランゲーム」を使って人生を疑似体験しながら家族構成やライフスタイルとお金とのかかわりを考えていきます。

 ゲームをはじめる前に先生から「班で一人の人生を疑似体験していくこと」「貯蓄額だけではない、人生の満足度を図る『思い出ポイント』にも注目すること」の2点が伝えられました。

 20歳代の人生体験では、就職をして自立した生活を送ることからスタートしました。
 それぞれの班で資料集のキャリアカード一覧から職業を選び、職業を想定しながらゲームを進めていきます。
 はじめに収入カードと基本生活支出カードを引き、それぞれの金額をワークシートに記入します。ここで各班のカードの番号を発表し、この時点での「収入」と「支出」のバランスを見ていきました。次に収入に応じた「非消費支出」を資料集から探しワークシートに記入します。その後自動車の購入を検討し、20代の貯蓄額を計算しました。

 続いて30歳代の人生を体験に入ります。
 はじめに30歳代では、結婚・子育・住居の購入・自動車の購入など、様々なライフイベントがあることが先生から伝えられました。「人生の三大資金」について、進行スライドで確認していくと、結婚にかかる費用の相場について生徒たちから「こんなにお金が必要なの?」と驚きの声が上がりました。
 結婚カード、子育てカードを引き、家族構成が決まりました。30歳代になり収入と家族構成が変化すると、非消費支出の金額も変わることを確認しながら、該当する非消費支出を資料集から探し出しました。
 続いて「住居」を検討します。ここまでの貯蓄額によって、住居を購入するか、賃貸にするか、選べる選択肢が変わることが先生から伝えられました。一括で購入できない場合は、ローンを利用することができることから、ローンのしくみについて説明がありました。
 自動車の購入、保険の加入を検討したのち、イベント&アクシデントカードを引きました。人生には予測できない出来事が起こる場合があり、保険に加入しておくことで支出を補えることを理解していきました。
 30歳代の疑似体験が終わり、貯蓄額と思い出ポイントを集計し、各班の結果を発表しました。
 貯蓄額が大きくマイナスになった班は「収入と支出のバランスがとれていなかった」とここまでの人生体験を振り返りました。

 次回の授業では40歳代〜60歳までの人生体験を実施し、転職や支出の見直しを行うことが伝えられ、授業は終了しました。