令和元年11月26日(火)10:45~11:35

 2時間目は「将来、お金を使う時の注意点を提案できるようになる」ことがテーマです。
 「はじめてのお金の時間」(テーマ1お金を使う②お金はかしこく使おう)を活用し、将来のひとり暮らしの生活を想像しながら、食費などの項目ごとに1か月に使う金額を一覧化する「将来のお金の使い方設計図」の作成を通して、収入と支出について考えていきます。

 前時は、キャッシュレス化が進むと日本はどのように変化していくのか、その変化に対応するために自分たちはどのような力を身に付けていかなければいけないかを考えましたが、本時は、「将来のお金の使い方設計図」の作成を通してひとり暮らしの生活について考え、お金の使い方の注意点について具体的に考えていくことが伝えられました。

 はじめに、消費生活に関わる語句について教科書で確認し、ワークシートに記入していきました。

・形のある商品→財  ・給料などの収入→所得
・形のない商品→サービス ・支出のうち衣食など生活に必要な支出→消費支出
・生産や消費の活動→経済 ・収入から消費支出と税金など差し引いた残り→貯蓄(預金や生命保険等)

 

 次に、「はじめてのお金の時間」(テーマ1お金を使う②お金はかしこく使おう)授業進行スライドで平均的なひとり暮らしの支出(例)を確認した後、班に分かれて「将来のお金の使い方設計図」を考えていきました。光熱・水道費、保健医療費、家具・家事用品費、教育費についてはあらかじめワークシートに金額および全体額に対する割合が記入されているので、残りの食費、住居費、交通・通信費、教養・娯楽費、貯蓄、被服及び履物費、諸雑費について考えていきました。考える際の資料として、スーパーのチラシ、携帯料金表、可部市内の賃貸物件情報が配布されました。
 スーパーのチラシを見ながら1日、1週間、1ヶ月と食費にかかる費用を計算したり、通信費を抑えるために携帯料金表から安いプランを探すなどして、それぞれの設計図が出来上がりました。
 設計図が出来上がったところで、設計図を作ってみた感想や困ったことをまとめたり、他の生徒から設計図に対してのアドバイスをもらったりしていきました。
 感想や困ったことの発表では、「毎月必ず使うものと、2~3ヶ月に1回使うようなものがあるので、1ヶ月単位で考えるのは難しい」、「人との付き合いも大事だと思うので、お金の使い方を切り詰め過ぎないようにしたい」、「貯蓄が少ししかできていないので心配」、「どうしても必要なものと、欲しいものを区別するのは難しい」など様々な意見が出ました。
 
 最後に「お金を使うときの注意点」を個人で考え、まとめていきました。

 先生からは、限られた収入に見合った支出にする必要があること、お金を使う場合には、生活するためにどうしても「必要なもの」なのか、なくても生活には困らない「欲しいもの」なのかしっかりと考えることが大切であることが伝えられ、授業は終了しました。