平成28年9月21日(水)実施

 商業科・総合実践の授業で、「シリーズ教材 お金のキホン」 を活用した授業が実施されました

 1学期は、「マナブとメグミのお金のキホンBOOK」と「お金のキホン動画(多重債務)」をもとに、一人ずつテーマを決め、お金に関する基本的な知識について、理解を深めていきました。

 2学期は、「マナブとメグミのお金のキホンBOOK」、「お金のキホン資料集」をもとに、グループでテーマを決め、お金についての授業実施を想定して、レポートの作成、まとめ、発表の準備、発表、評価を行うことになっています。
 本時は、グループごとにテーマに沿った内容を、授業実施を想定しての発表を行いました。

【テーマと発表内容】
1班:借入について考えてみよう。
 「普通預金と定期預金から、金利について考える」、「お金を借りる場合の信用・4つのCについて」、「銀行口座の開設方法」、「お金を貸す立場になって考えよう。どんな人にならお金を貸すのか?」。4つの視点から順を追って「借入」について理解する流れを組み立てました。

2班:決済方法について考えよう。(買い物と支払い)
 「いろいろな決済方法」、「お店での支払い方法(高校生が持てるカード・持てないカード)」、「ポイントサービスの仕組み」、の3つの視点から、買い物と支払いについて理解する流れを組み立てました。

3班:いろいろな支払方法
 クレジットカードについて考える3班は、それぞれが調べたことをまとめ、クレジットカードについて理解を深めることができるような寸劇にして発表しました。
 友達への誕生日プレゼントに、14万円の腕時計を買ってあげたい。高額な物を購入する場合には、「デビットカード、銀行振り込み、クレジットカード」の活用を検討してみてはどうか。クレジットカードの作り方とその際の注意点を確認した後、銀行員の父からのアドバイスも受けて、無事クレジットカードを持つことができました。
 どのような場面でクレジットカードを使うのか、クレジットカードの作り方とその際の注意点、クレジットのメリット・デメリットについて、物語の中で理解する流れとなっていました。

4班:いろいろな決済方法
 「いろいろな決済方法」、「クレジットについて(個別・クレジットカード、信用について、メリット・デメリット)」、「クレジットカードの支払い方法」、「ローンとクレジットの違い」の4つの視点から、いろいろな決済方法、特にクレジットについて理解する流れを組み立てました。

 1学期に個人で行った調べ学習の体験を活かし、グループごとに選んだテーマについて、いかに分かりやすく伝えるかに重点をおいて発表していきました。
 個人での調べ学習やグループ活動を通して、お金と自分との関わり方、「これは自分だけでなく、誰もが知っておいた方が良い」と思うお金に関する知識について、見つけ出すことができたようです。

 「お金について学ぶことは、社会で“生きる力”を育むこと」とも言えます。身につけた知識を、相手に理解してもらうための流れを考える活動を取り入れたことで、より自分ごととして活動に取り組むことができた授業でした。