授業のねらい

授業のねらい
経済活動を支える市民生活、社会生活に関する分野として、消費者と法、労働と法、家族と法につ いて学習させ、市民としての生活の知恵を習得させる。また民法上の親族と相続に関する法律的基礎 知識を習得させ、現代社会における家族と法との関わりについても理解させる。
教材を活用した授業の実際
われわれの日常生活で一般化しているローンやクレジットを利用して商品やサービスの購入を行う消費者信用について学習させる。クレジットカードを提示しサインをするだけ、あるいはクレジット契約書に記入するだけで商品の購入やサービスが受けられたり、クレジットカードでお金を借りることができるので、歯止めがきかなくなって多重債務に陥ったり、安易に自分の名義を他人に貸したりするなどして、トラブルに巻き込まれることが多くなってきている。
カード社会のメリット・デメリットと信用の大切さを、具体的事例を通して理解させたい。
生徒の感想
- 4月から社会人として働くに当たり、カードについて深く知ることができてよかった。特にクレジットカードの使用方法、リスクマネジメント等の模擬授業は楽しかった。クレジットカードの裏面に自分のサインをフルネームで入れることや、外国でのサインも同様のサインを使用するなど、自分が海外旅行や海外での仕事で使用する際には気をつけたい。
- クレジットカードは便利だが、正しい利用方法、計画性など注意する点を心に留めて利用したいと思う。
先生の感想
4月より社会人として働く生徒も多く、クレジットカードの利用方法からリスクマネジメント、法律的根拠に至るまでの一連の過程を学習することを目的とし、クレジットカードを用いた模擬売買など、容易な事例体験を通して知識の定着を図った。
今回の一連の授業を通して身に付けた知識や技術が将来に役立つことを期待しています。