平成25年12月17日(火)実施

香川県立志度高等学校レポート 講師派遣

 香川県立志度高等学校(谷岡由大校長)では、田井靖久教諭からの依頼にもとづいて、経済活動と法の授業の一環として、自分と銀行とのかかわりに気づき、銀行の業務や役割、金融のしくみについて興味関心を高めるため、教材「あなたと銀行のかかわり」を用いた講義を実施しました。

 講義は、1.自分と銀行のかかわりについて、2.銀行の三大業務と役割、3.日本銀行の役割、4.金融と社会の発展との関係についての4つのテーマで行いました。
 具体的には、教材「あなたと銀行のかかわり」を用いて、自分の好きなアーティストのDVDを購入し、代金を銀行振り込みで支払った場合、その代金をアーティストが手にするまでのお金の動きを通して自分と銀行とのかかわりを考えていきました。その後、銀行の三大業務と役割、日本銀行の役割、金融と社会の発展との関係について、班で考えたり、ワークシートへの記入をしたりしながら、生徒たちは理解を深めていきました。
 DVD購入という身近な話題から入ることで、生徒たちは興味をもって取り組むことができ、自分で考え、ほかの生徒と意見や考えを共有する活動を通して、主体的に授業を受けることができていました。

 最後に講師は「銀行はみなさんの身近にあり、銀行がみなさんのお金を仲介することで、経済の発展につながり、豊かな社会をつくる役割を担っているということを理解して欲しい」と締めくくりました。

 田井先生は、「今回の講義は、社会に出て銀行と関わることが間近に迫っている3年生にとって、分かりやすく役立つ内容でした。」と話されていました。