平成25年10月31日(木)実施●教材:知ろう!学ぼう!お金の使い方/ローン&クレジットのABC

川崎市立高津高等学校レポート 4時間目

 総合的な学習の時間を活用した、安心・安全教育のまとめの授業が実施されました。

 授業は、1時間目と講師派遣授業内容の振り返りからはじまりました。 
 ローン・クレジットを活用する際に、特に注意しなければいけないこととして、クレジットカードの支払方法の一つであるリボルビング払い、多重債務の原因の一つとなっている連帯保証人、多重債務のに陥った場合の債務整理方法としての自己破産の3つについて確認しました。  

 次に、ゲームの振り返りを知ろう!学ぼう!お金の使い方を使って行いました。p20貯めると借りるどっちがよいかの導入マンガを読んでみました。それぞれの役になりきって生徒たちに読んでもらうことで、とても盛り上がり、興味を持って内容に進んでいくことができました。  
 教材のワークに進む前に、武原先生から導入クイズが出題されました。「お金を借りて使うことのメリットは何だったでしょう?」の答えは、迷っている生徒が多く見受けられました。 
 ワーク1のゲーム体験の結果をもとに、それぞれの感想を記入し発表する場面では、「働くのは1人で収入が少ないにも関わらず、家族の生活費などの支出は多く、借金の額が大きくなってしまった」、「独身で貯金は700万くらいできたが、さみしい生活だと思った」など、生活設計とマネープランの重要性を実感した感想が多く聞かれました。  
 ワーク2,3,4と進めていく中で、「貯める」と「借りる」どちらがよいのか、これからの人生では「選択」と「判断」を通して「お金と上手に関わってく」にはどうしたらよいのかなど、それぞれに考えながら記入していきました。 
 また、ローンよりも先にクレジットカードを持つことが多いことから、p12カードだけで買い物ができるについても、導入マンガとワークを通して復習を進めました。ワーク2のクレジットを活用した場合の返済額を計算し考える場面では、武原先生から「利息分を多く払ってでも手に入れるべき必要な物なのか、確実に返済ができるのかを考えてクレジットカードを活用することが大切です」と改めて伝えられました。    

 5ヶ月後には大学進学や就職をし、自分自身でお金の管理をするようになる生徒がほとんどです。お金との上手な関わり方を考え、ローンとクレジットのメリット・デメリットを理解したうえで賢く活用する知識を、今回の授業を通して身に付けることができたようでした。