対象:中学校・高等学校 一般教員

事例紹介
「中学校家庭科における消費者教育の実践」講師:金沢市立高岡中学校 西田淳子先生
「ライフスタイルに合った生活」 講師:石川県立小松高等学校 鏑木聖名子先生

教材体験会
講師:目黒区立目黒中央中学校 三枝利多先生

レポート

金融経済教育セミナー(石川県)

 全国銀行協会が主催する金融経済教育セミナーにおいて、地元中学校と高等学校の先生による金融経済教育先進校の事例の紹介と、金融経済教育教材「知ろう!学ぼう!お金の使い方(生活設計・マネープランゲーム)」の教材体験会を実施しました。

 事例紹介「中学校家庭科における消費者教育の実践」では、新しい学習指導要領における消費者教育の位置づけ、生徒の実態を踏まえた授業実践や指導の工夫などについて、豊富な資料をもとにお話をいただきました。また、「ライフスタイルに合った生活」では、具体的な授業の進め方や指導上の留意点などについて、生徒の反応を交えて、丁寧にご説明をいただきました。参加された先生から、「授業での取り組みのヒントになった」「他校の生徒の様子がわかってよかった」などの感想がありました。

 教材体験では、教材開発の監修者でもある三枝先生が講師役になり、参加された先生方が生徒役として6人1グループで進められました。班長、計算係、記録係、思い出係といった役割分担と使用するカードの枚数を確認したらゲームを始めます。ゲームは、引いたカードで収入と支出が決まります。20代から10代ごとに、結婚や住居などの選択をしていき、選択に伴う費用とともにワークシートに記入していきます。最初は、三枝先生の説明を聞きながらゲームを進めていた先生方でしたが、30代の選択を行う頃には各班でゲームを進められるようになっていました。 
 教材体験会については、「生徒の立場での気付きがあった」「指導の方向性が見える」などの感想をいただきました。また、教材については、「家計の導入によい」「生徒が楽しんで取り組める」「少し難しい」などのご意見や、参加された約半数の先生から「学校で使ってみたい」との評価をいただきました。

使用教材