11月19日(水)実施

埼玉県立羽生実業高校レポート2時間目

 2時間目は、金融機関の代表である「銀行」について学んでいきました。

 生徒たちが知っている銀行の名前を発表してもらうことから、授業は始まりました。
 「ゆうちょ銀行」、「東和銀行」、「群馬銀行」、「武蔵野銀行」、「三井住友銀行」など、自分が口座を持っていたり、家の近くに支店のある銀行名が発表されました。
 
 ここで、教科書p86の「金融業者の役割」を生徒に読んでもらいました。金融業者の役割は、資金の需給を調整し、企業などが必要とする資金を供給すること、銀行や証券会社、保険会社などの金融業者をまとめて金融機関ということが分かったところで、ワークシートに書き込みをしていきました。
 
 次に、金融業者のビジネスということで、普通銀行の種類を確認していきました。
 普通銀行には、都市銀行と地方銀行があり、地方銀行は第一地銀と第二地銀に分けられます。
 都市銀行と地方銀行の違いは、都市銀行は全国規模で支店を設けており資産が多い、地方銀行は地域を限定して営業をしていて、地域住民のニーズに合わせたサービスを提供している場合が多いことが先生より伝えられました。
 また、都市銀行の中でも「メガバンク」と呼ばれる3行は、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行であることも伝えられました。

 銀行の三大業務については、教科書P88で確認をしました。
 銀行業務は銀行法にもとづいて「預金」、「貸出」、「為替」の3つの業務を行っていること、預金利息と貸出利息の差額が銀行の利益となることが分かりました。

 次に、お金を預ける流れを「口座開設」から体験していきました。
 「ライフステージで学ぶ銀行」P3のチャレンジ口座開設 2調べてみようを考えてみました。銀行に預金口座を作るときに必要な本人確認書類として利用できるものを考える問題です。この問題は、生徒たちにとっては簡単なようでした。
 「ライフステージで学ぶ銀行」P4には、預金口座を開設する際に必要なものが詳しく説明されています。特に印鑑については、変形しやすいゴム印や同一のものが広く販売されているスタンプ式印鑑は利用できないということが分かりました。

 口座開設できた後は、通帳記入の体験です。通帳に、さまざまな摘要と金額、差し引き残高を記入していきました。預金利息については、流動性預金(普通預金)は金利が低く、定期性預金(定期預金、積立定期預金など)は比較的金利が高いことも理解できました。
 
 授業はここで終了となり、次時は代金決済の方法を学ぶことが伝えられ、授業が終了となりました。