2006年9月22日

各 位

全国銀行協会

株券電子化に伴う株式担保設定に関する手続きの公表について

今般、全国銀行協会(会長 畔柳信雄 三菱東京UFJ銀行頭取)では、「株券電子化に伴う担保設定に関する想定事務フロー(第1版)」(以下、「事務フロー」という)を別添のとおり取りまとめました。株券電子化は、現在、証券決済制度改革の一環として実施準備が進められており、2009年(平成21年)1月には上場会社発行株式の一斉ペーパーレス化が予定されております。現行制度のもとでの株式担保は現物の株券を用いて行われておりますが、株券の電子化により現物株券の利用はできなくなり、振替制度により株式担保の設定を行う必要があります。このため、現在、幅広く担保融資の手段として利用されている株式担保について、株券電子化後も利用者が円滑に担保設定手続を実施できるよう、本事務フローをとりまとめ公表することといたしました。作成にあたっては、(株)証券保管振替機構、日本証券業協会の協力を得ています。なお、本事務フローは、株券電子化後の株式担保設定について、想定されうるすべての方法を例示したものではありません。また、担保権設定の具体的な事務フローは、あくまでも本事務フローをもとに各銀行等の金融機関において策定されるものであります。さらに本事務フローは「第1版」という位置づけであり、今後の関係者間の検討を踏まえ、修正されることがありますのでご留意ください。本事務フローが、関係者において参考とされ、株券電子化促進にかかる検討の一助となれば幸甚です。

【本件照会先】業務部 阿部、大野、石川、福田 Tel.03-5252-4310、4714

別添資料:株券電子化に伴う株式担保設定に関する手続きの公表について