成人になる前に知っておこう!

01銀行口座の活用法と銀行の選び方

18歳になって、一人暮らしやアルバイトを始めたりすると
家賃の引き落としやアルバイト代の受け取りのために
自分の銀行口座を開設する必要が出てくるかもしれません。
これまで以上にお金とかかわる機会が増えていくため
安全にお金を管理できる銀行口座の活用法や銀行選びのポイントを学びましょう。

動画をチェック!

大事なポイントを解説!

銀行口座を上手に活用して
お金のやりとりを安全&スマートに

銀行口座は、お金を預けて貯蓄するのはもちろん、様々なお金のやりとりに活用できます。例えば、給与振込口座に設定すれば、口座を通じてお金を受け取れ、日々の生活に使うお金をお財布感覚で引き出せます。お金を支払う際も、公共料金やクレジットカードの利用代金を口座から引き落としたり、ネットショッピングの代金を振り込んだりできて便利です。
また、口座を活用して投資信託などの運用商品を購入することもできます。
成人になると、これまで以上にお金のやりとりが頻繁になるため、用途に応じて最適な銀行を選びましょう※。

※銀行口座を開設するには、本人確認書類の提出等が必要です。

銀行口座の活用イメージ

銀行口座を活用すれば、給与等や仕送り等を振り込まれることによりお金を受け取ることができます。毎月の預金など今すぐ使わないお金を預ける・蓄えることもできます。一方、家賃・水道光熱費・通信費やクレジットカードの代金を引き落としたり、ネットショッピング等の代金を振り込んだりとお金を支払うことにも用いられます。日々の生活費などで使うお金を引き出すこともできます。また、銀行口座のお金で投資信託などを運用してお金を活かすことも可能です。

注意しよう

金融機関の破綻時は、普通預金などについて1金融機関につき預金者一人当たり、元本1,000万円までとその利息などが保護されます(預金保険制度)。これを超える部分は破綻金融機関の財産状況によって一部カットされることがあります。

銀行口座を他人になりすまして開設したり、もう使わなくなったという理由で他人に売り渡したりすることは犯罪です。SNSやメールなどで、「手軽にお小遣い稼ぎをしませんか」などと犯罪行為とにおわせないように銀行口座の売買を持ちかけてくることもありますが、決して応じないでください。売買を行った場合、その後の口座開設を断られる場合があります。

口座の用途に応じて最適な銀行を選ぼう

大切なお金を預けるため、銀行を選ぶに当たっては、不正ログインの防止、ATMの引き出し限度額の設定といった、金融犯罪のリスクにどんな対策をしているかを確認することが重要です。また、店舗やATMが身近にあるかどうか、パソコンやスマホで振込や残高照会等ができるかといった「利便性」のほか、金融機関として健全な経営を行っているかどうかも重要です。
そのうえで、銀行口座の用途に応じて、金融商品のラインナップや金利水準、相談サービスの充実度などを確認して、最適な銀行を選びましょう。普段の買い物で商品を比較して決めるように、それぞれの銀行にどんな特徴があるのか、一度ウェブサイトでチェックしてみるといいですよ。

用途に応じた銀行選びのポイント

お財布感覚でATMから
お金を引き出して使いたい

  • 銀行の店舗やATMの数
  • ATM利用手数料・利用可能時間

インターネットを利用して
安心・安全に振込等を行いたい

  • インターネット取引の充実度
  • セキュリティ対策

将来、住宅ローンの借入れや
投資などの資産運用にも使いたい

  • 金融商品の品揃えや金利水準
  • 相談窓口やコンサルティングサービスの充実度

目的を決めて銀行口座を
開設することが
お金の管理の第一歩です!