香川県教育委員会からのコメント

 香川県教育委員会では「魅力ある高校づくり」のために、各校がその特色を生かしたテーマで学校づくりを進めることを推進しています。

 今回全国銀行協会と協力のもと、観音寺中央高等学校・高松商業高等学校を平成24年度金融経済教育研究校として指定し、生徒や学校そして地域の実情等に応じた創意工夫ある金融経済授業の実践を行う予定です。

 商業科においては新学習指導要領の目標として、「商業の各分野に関する知識と技術を習得させ、ビジネスの意義や役割について理解させるとともに、ビジネスの諸活動を主体的・合理的にかつ倫理観をもって行い、経済社会の発展を図る創造的な能力と実践的な態度を育てる」ことが掲げられています。
経済の国際化やサービス化の進展、情報通信技術の進歩、知識基盤の到来など、経済社会を取り巻く環境の変化に適切に対応できる人材、すなわち現実社会の中において、生産・流通・消費に関わる様々な活動が豊かな経済社会の形成と発展をもたらしているということについて理解し行動できる人材の育成が求められています。

 そこで、観音寺中央高等学校・高松商業高等学校においては、教材や外部講師、銀行の協力も得ながら、銀行の役割や業務、経済活動における位置づけ、金融商品との関わり方等体験や授業を通して理解を深め、高い職業意識・職業観と規範意識、コミュニケーション能力等に根ざした実践力を一層高めることができるよう、授業研究を行っていきたいと思います。

香川県教育委員会事務局
高校教育課