11月21日(金)実施

埼玉県立羽生実業高校レポート3時間目

 3時間目は、銀行と金融の仕組みと役割を理解する授業が実施されました。

 前の2時間で、ローンについて学んだことを振り返り、本時は、お金を貸す側の銀行について学んでいくことが先生から伝えられ、授業が始まりました。

 知ろう!学ぼう!お金の使い方の導入マンガで、銀行は預けられたお金を、お金を必要している人や企業に貸し出す仕事をしていることが分かりました。貸し出す際には、前時にも学んだように「4つのC」をふまえ、借り手の状況やお金の使い道をしっかり調査しているということも確認できました。
 導入クイズでは、三択問題から正しい答えを見つけ出すことができました。

 銀行がどのような仕事をしているのか分かったところで、知ろう!学ぼう!お金の使い方p17ワーク2の、どんな時に銀行を利用するかを考えてみました。「就職後、給与をもらう時」や、「お金を預ける」など、発表がありました。

 次に、先生は板書をしながら、銀行の三大業務について説明を進めていきました。
 「皆さんから、お金を預かる『預金』」、「お金を必要としている人や企業に貸し出す『貸出』」、「銀行間でお金をやり取りする『為替』」が、銀行の三大業務であることを確認しました。
 「銀行も株式会社なので、利益を出して行員に給与を支払ったり、株主に配当を支払ったりしなければいけません。三大業務をとおして、どのように利益を出していると思いますか」という先生からの質問に対しては、図解:銀行の三大業務「貸出」を見ながら、預金利息と貸出利息の差額が銀行の利益になることが理解できました。図解では、預金利息が0.5%、貸出利息が1%となっていますが、現在は、預金利息は0.02%前後、貸出利息は住宅ローンで1~2%であることも伝えられました。
 また、「為替」の代表的なものとしての「振込」は、生徒たちの生活にも馴染んでいるもので、チケットや公共料金など、自分の使っている銀行口座から支払いたい相手の銀行口座にお金を振り込んでくれる仕組みです。

 最後に、銀行は三大業務を行うことで経済社会の潤滑油としての役割を果たしていること、お金が経済社会の発展のために有効活用されるようにしていることを、図解:金融の働きを見ながら確認し、授業は終了となりました。

 今回の授業を通して、それぞれがお金との関わり方について考え、卒業後の生活の中で活かすことができる知識を身につけることができた授業となりました。