11月17日(月)実施

埼玉県立羽生実業高校レポート1時間目

 ビジネスの担い手としての金融業者についての単元の中で、銀行の業務と役割を理解するための3時間の授業が実施されました。

 1時間目は、金融について学ぶ入口として、通貨について教科書とワークシートを使って学んでいきました。
 通貨とは、国家などによって価値を保障された決済のための価値交換媒体であること、日本の紙幣と貨幣の正式名称、印刷や製造をしている機関の確認からはじめていきました。
 現在、世界で実際に使われている通貨は172種類あり、代表的な通貨と通貨単位もワークシートに書き込みながら確認を進めました。1学期の電卓計算の授業で通貨単位を学んでいる生徒たちは、スムーズに書き込みをしていました。
 紙幣のデザインには様々な工夫があり、偽造防止技術が使われていること、また、国ごとに人物や動物、建造物などモチーフに違いがあることも伝えられました。

 ここで先生から、「千円札のデザインを思い出して、ワークシートに描いてみてください」という指示が出されました。普段、当たり前のように使っている紙幣ですが、生徒たちはデザインを思い出すことに苦戦しているようでした。表に描かれている人物が野口英世であることは分かっているようでしたが、数字やホログラムなどの配置が思い出せないようでした。
 本物の千円札の表、裏を隅々まで確認をし、外国紙幣の一覧とも比較しながら日本の紙幣との違いや各国の紙幣の特徴も理解していきました。
 千円札以外の紙幣についても、描かれている人物やデザインを確認しました。
 現在日本で使われている紙幣は、2004年にデザインが変更されたこと、紙幣のデザイン変更は20年周期で行われていることも先生から伝えられました。

 次時は、金融機関の代表である銀行について学ぶことが伝えられ、授業は終了となりました。