11月21日(金)実施

埼玉県立羽生実業高校レポート3時間目

 3時間目は、代金決済の方法、ローン・クレジットの仕組みについて学んでいきました。

 はじめに教科書で、代金の決済方法にはどのようなものがあるかを確認し、ワークシートに記入していきました。
 1時間目に学習した「現金通貨(紙幣・補助貨幣)」のほかに、「小切手」、「約束手形」、「為替手形」、「預金の振替」、「クレジットカード」、「デビットカード」、「電子マネー」があることが分かりました。
 デビットカードの「デビット(debit)」は、簿記用語で「借方」を意味し、クレジットカードの「クレジット(Credit)」は、簿記用語で「貸方」を意味していることが説明されました。

 次に、生徒たちが使ったことのある「電子マネー」の種類をあげていきました。
 「Edy(楽天)」、「Suica(東日本旅客鉄道)」、「WAON(イオン銀行)」、「PASMO(パスモ)」、「nanaco(セブン・カードサービス)」、「ICOCA(西日本旅客鉄道)」などが挙げられました。
 電子マネーには、支払い前にあらかじめチャージ(入金)する必要がある「プリペイド(前払い)」型と、事前にチャージしなくても利用でき、後から支払代金を請求されるのが「ポストペイ(後払い)」型があり、プリペイド型のことを一般的に電子マネーと呼ぶことが説明されました。
 先にあげられた電子マネーは、基本的には全てプリペイド型であり、ポストペイ型としては「iD」や「QUICPay」などがあることが説明されました。
 各電子マネーの発行数や利用店舗数、月々の決済金額についても先生から説明があり、電子マネーは日常生活になくてはならない決済方法になっていることが分かりました。

 続いて、電子マネーなども含んだ様々なカードと、その仕組みについてワークシートに書き込みをしながら確認をしていきました。カードは機能により大きく3つに分かれます。「代金を支払う」カード、「現金を引出す」カード、「身分を証明する」カードです。
 代金を支払うカードは、「前払い式」、「即時払い式」、「後払い式」に、現金を引き出すカードは、「他人のお金を借りて引き出すカード」、「自分のお金を引き出すカード」に分けられます。

 ここで、後払い式の「クレジットカード」、他人のお金を借りる「ローンカード」について詳しく確認していきました。
 「ライフステージで学ぶ銀行」P16 で、クレジットとは「信用」のことであり、立替代金の後払いシステム(三者間契約)であること、ローンは「後で借主にお金を返済する約束をしてお金を借りること」であることを確認しました。
 クレジットもローンも他人からの借金であり、利息を付けて返済しなければならないことが先生から伝えられ、授業は終了となりました。