11月24日(木)実施

大阪府立枚岡樟風高等学校 講師派遣

 「プロに聞く」と題して、銀行員の仕事内容ややりがいについて、講師の話を聞く授業が実施されました。
 講師は、三菱東京UFJ銀行のCSR推進部中村調査役と、学校の近くの八戸ノ里支店安田支店長です。

 自己紹介の後、銀行の三大業務から授業は始まりました。
 入行当時に担当していた業務から、貸出や為替業務について中村調査役が具体的に説明をしていきます。 特に「預金」については、なぜ銀行にお金を預けるとよいのか安田支店長が説明を加えました。
 銀行の三大業務を理解することで、身近にある銀行が社会の中でどのような役割を果たしているのかみえてきました。

 次は、事前アンケートの生徒からの質問に答えてもらうことにより、銀行の業務、銀行員としての仕事について理解を深めていきます。
 「銀行員の採用面接では、どのようなことを聞かれるのか」「銀行員を目指したのはいつごろからか」「多くの銀行があるが、どのような違いがあるのか」「仕事でできなかったり失敗したことが、どうやってできるようになったか」など、自身が働くことを強く意識した質問があがっていました。 

 中村調査役からはプロ(現在の自分)であっても、できなかったり失敗をすることはある。けれどもそこで諦めずに取り組み続けることの大切さが話されました。 
  安田支店長からは、みんなと同じ高校生くらいから金融関係の仕事についてみたいと考えていたこと、銀行のカウンターで実際に業務をしている銀行員の姿を見て、この仕事をやってみたいと思ったことなどが語られました。  
 また、採用時の面接内容については、銀行に限らずどのような職種でも「なぜこの仕事をしたいのか」「たくさんある同様の企業の中で、なぜこの会社で働きたいと思っているのか」は必ず聞かれると思いますという説明がありました。生徒たちは、面接官になるかもしれない方々からの説明を真剣に聞いていました。 

 続いて、「2,000円札はどうなっているのか?」という生徒からの質問を皮切りに、「ギザ10はやっぱり10円ですか」「100円札は価値が高いと聞いたことがあるのですが」などお金に関する質問が相次ぎ、中村調査役、安田支店長が手分けをして回答していました。

 最後に中村調査役からは、今回の授業をきっかけに、社会人になること、社会人になった後のことも少しずつ考えて欲しいことが、安田支店長からは、はじめから支店長を目指して入行したわけではないが、色々な人との出会い、仕事のやりがいを見つけることができて今の自分があることや、社会の中で女性が活躍する場面が増えてきているので、ぜひ女子生徒にも頑張って欲しいという励ましのメッセージが伝えられました。

 「プロに聞く」。今後進路を考えていくうえで、ひとつのきっかけとなる授業になったようでした。