9月6日(月)実施

横浜市立市ヶ尾中学校レポート3時間目

 全5時間授業の3時間目として「銀行の社会的役割」を学ぶ授業が実施されました。
 田川先生は、「学校の近くで共同溝工事が行われている」という生徒にとって身近な話題を出しました。この工事は銀行の融資を受けて行われていると説明し、「企業は銀行から融資を受けて事業を行うことで社会をより良くすることができる」=「銀行は社会を便利にすることに役立っている」という展開で授業が始まりました。

 続いて田川先生は、「銀行がなくなったら、どうなってしまうのか」を考察します。「“銀行がなくなると預金が返ってこない”という懸念から、預金者は一斉にお金を引き出す。」という実際にあった事例を紹介し、銀行からお金がなくなると、企業は融資を受けられなくなり、“企業が倒産する”“失業者が出る”という事態が起こると説明しました。生徒は、銀行がなくなると社会に大きな影響があるということがわかり、銀行の役割の重さを理解したようでした。

 また、銀行の経営の健全性について、その指標として不良債権と自己資本比率について触れ、銀行の経営について知ることは大切であり、それを知る手段としては銀行に置かれているディスクロージャー誌を読むことだと説明しました。