9月12日(水)実施

川崎市立商業高等学校レポート3時間目

 3時間目は、ローン・クレジットについての授業です。
 配布されたローン&クレジットのABC・ライフステージで学ぶ銀行を読み込みながら、ワークシートの穴埋めをしていくことから始まりました。答えを書き込みながら、必要なときに必要な物を手に入れるための手段としてローンやクレジットという仕組みがあることに気付いていきます。
 
 「必要なときに必要な物を手に入れる」場面をより具体的にイメージできるよう、宮下先生から問題が出されます。「毎月75,000円ずつ預金します。36,000,000円のマンションを購入するのは何年後になるでしょう。ただし、金利は考えないものとします。」生徒たちの電卓が一斉に数字をはじき出していきます。
 40年もかかってしまうこと、ここに金利が上乗せされると支払総額が増えることなどを知り愕然としています。

 だからこそ、お金を借りる仕組みであるローン・クレジットのメリットとデメリットを十分に理解して、賢く活用していく必要があるということを理解していきました。
 借りたお金に利息をプラスして返済するローンについては、仕組みを理解しやすいようですが、クレジットについてはローン&クレジットのABCの図解も参照しながら仕組みを理解していきました。カード会社が顧客の代わりに先にお金を払ってくれているということが理解できたようです。
 また、ローンを組む際に重要な「頭金」と「金利」、「返済方法」についても詳しく確認しました。
 「頭金」は、頭金を支払うことで借入総額を減らすことにより利息額を減らす目的があるとともに、商品売買契約の視点からは、内金と同様に購入者の権利を守るための役割があることも宮下先生から説明がありました。メリットとデメリットを確認後、返済方法について理解を深めていきます。返済方法によって返済総額が変わるということを知っておくことも、賢く活用していくための大事なポイントとなります。
 特にローンの場合「一括返済」もあるが、基本的には「分割払い」で「利息」がかかること、「元金均等返済」は毎月の支払額が減少していくこと、「元利均等返済」では、毎月の返済額が均等なので返済計画は立てやすいといった特徴が説明されました。元金と利息の関係はローン&クレジットのABCの図解を参照しながら、具体的なイメージを持って確認することができたようです。

 お金を借りる際に重要な「信用」については、時間切れとなったため、次時に学ぶこととしました。
 次回授業までに内容確認をしておくようにということで銀行の金融商品・サービスが配布され、授業は終了となりました。