川崎市立商業高等学校 先生・生徒の感想

生徒の感想

  • 本当にリアルに分かりやすかった。少し経済に興味がわいた。
  • 今まで名前だけは知っていても内容がよく分からないものがたくさんあった。
    お金について計画をしっかり立てるべきだと感じました。
  • 難しい内容ばかりでしたが、これから生きていくためには必要なことばかりだと思うので、しっかり勉強したいと思いました。
  • 1年生の時から簿記を始めて勘定科目など普通に使っていたが、その意味をあまり知らなかった。
    今回は当座預金、手形、小切手などについて深く知ることができたのでよかったです。
  • 今回学んだ授業内容が自分たちの生活でだんだん必要になっていくんだなということを改めて実感し、今のうちに学べてよかったなと思いました。
  • 自分達が習ってきた内容がどんな流通の場面で使われているのかが分かり、とてもよかった。

先生の感想

 3年生の選択科目「会計」で授業を実施しました。6月の検定試験に合格した優秀なメンバーのため、授業展開は非常に取り組みやすかったです。また、3単位の授業で4コマの実施ということもあり、時間を空けずに授業が進められたことも良かった点であると思います。
 本来は、「ビジネス基礎」や「マーケティング」など経済の授業で取り組む方がベストな選択ではあると思います。ただし、授業コマ数を多く確保している学校が少ないことと、いくつものクラスが必修になる場合、どのように展開をしていくかが難しいと思われます。そういった点では、『選択科目』ということで自由に取り組めたことがよかったです。
 実施時期の観点からみると、中学生や高校1年生あたりよりは、あと半年で社会に出る高校3年生の方が、より身近なものに感じてくれたのではないでしょうか。また、それまで学習してきた内容が基礎となり、物事を理解できる土台となっているため、話しの内容を理解しやすいと感じました。

 活用した各教材については、商業高校の生徒に「経済」の授業としての枠組みであれば、説明しやすいと思います。「会計」という枠組みで取り組むと、説明の中で重きを置く部分が違ってくる場合もあるので、難しく感じる部分が多少はありました。
 授業の有用性については、1年次から2年間「簿記・会計」を学習しているため金融に関する言葉は知っていますが、意味合いまでは知らないことが多いようです。そのため、今後の社会生活において、日常的に役立つこともあるため、今回の授業でローンやクレジットの仕組み、メリット・デメリット、手形・小切手についてなど詳しく知ることができ、生徒の授業後アンケートの結果からも有意義な授業になったと思います。