生徒の感想

  • 年間を通じて金融経済について学んできましたが、最も印象に残っている授業は、3学期に実施した「生活設計・マネープランゲーム」です。グループに分かれて、グループメンバーと協力しながら楽しくゲームをすることができました。就職してから退職するまでに様々なイベントがあり、それに伴う支出額が思った以上に多く、生活設計の必要性を強く感じました。
  • 銀行等の金融機関は知っているつもりでしたが、実際にどのような業務を行っているかを詳しく体系的に学習したのは初めてだったので、非常に面白かったです。普段の生活では触れることのできない銀行業務の話や保険会社、証券会社の役割も知ることができ、有意義でした。
  • 保険やローンの話が「生活設計・マネープランゲーム」で出てきましたが、2年生では保険やローン等についても詳しく学習していきたいと思いました。社会に出てから、実際に役に立つ内容でしたので、集中して授業に取り組むことができました。お金や金融機関との関わり方について改めて考えさせられる授業でした。

先生の感想

 本校では、1年生の全生徒(8クラス320名)を対象に、ビジネス基礎(3単位)の授業を活用して、金融経済に関する授業を5時間実施してきました。本校では、約半数の生徒が卒業後、就職して社会人となるため、金融経済に対する理解や活用能力といった社会人として必要不可欠な金融リテラシーを早期に育む必要があると考えていました。そうした中、今年度、金融経済教育研究指定校に指定されたことにより、外部講師による授業やグループワークによる考察、体験型カードゲームなどの金融経済に関する変化のある授業を実施することができました。生徒がより主体的に金融教育について取り組める授業に繋がり、一定の成果があったものと考えています。

 次年度においては、2年生を対象とし、1年生で学習した内容を踏まえ、今年度の反省を生かしながら、より発展的な内容で授業を実践していくことを検討しています。