授業テーマとねらい

■単元・題材名

  2年:家庭基礎 持続可能な消費生活・環境

 

■単元・題材で育成する資質・能力

 (1)生活における経済の計画

   ア 家計の構造や生活における経済と社会との関わり、家計管理について理解すること。

   イ 生涯を見通した生活における経済の管理や計画の重要性について、ライフステージや社会保障制度などと関連づけて考察すること。

 (2)消費行動と意思決定

   ア 消費者の権利と責任を自覚して行動できるよう消費生活の現状と課題、消費行動における意思決定や計画の重要性、消費者保護の仕組みについて理解するとともに、生活情報を適切に収集・整理できること。

   イ 自立した消費者として、生活情報を活用して、適切な意思決定に基づいて行動することや責任ある消費について考察し、工夫すること。

教材を活用した授業実践

単元を大きく3つに分けて活動を進める。

 第一次:お金の視点から将来を考える①

  •  「生活設計・マネープランゲーム」を活用し、自身の生涯設計を考察させ、それに伴う家計管理ができるようにする。

 第二次:お金の視点から将来を考える②

  • 雇用形態による収入や社会保障などの違いを知り、働くことの意味を考える。
  • 「生活設計とリスク管理」、「生命保険って何だろう?」((公財)生命保険文化センター)も活用し、リスクが発生した際に必要なお金について知る。また、「シリーズ教材お金のキホン AL型授業プログラム 資産形成編」などを活用し、リスクに対する備えの方法の一つとして資産運用について理解する。
  •  国際経済と家計の関係について理解する。

 第三次:消費者の権利と責任について考える。

  • 契約について理解する(トラブル、クレジットの仕組み、多重債務)。
  • 情報を精査する活動を通して、正しい情報とは何かを考える。
  • 消費者トラブルの実態を踏まえ、その予防・解決方法を考え、効果的な広報活動を行うことができる。