授業テーマとねらい

■単元・題材名

 2年:家庭基礎 消費生活と経済 

 

■単元の目標

 当該クラスは、文系であり、経済学部、法学部への進学を希望する生徒が多い。また、高校を卒業した後に地方の国立大学に進学するなど、1年半後にはひとり暮らしをする生徒もいる。親と同居ではなく独立したときに家計をうまくやりくりし、生活が成り立つようにしたい。また2022年4月1日から施行される18歳成年に対応した契約の重要性、社会保険料である国民年金の支払や猶予制度への理解、納税など非消費支出を把握し、社会人の一翼を担えるようにすることを目的とする。

 (1)消費生活の現状と課題、消費者の権利と責任について理解させ、適切な意思決定に基づいて行動できるようにする。

 (2)生涯を見通した生活における経済の計画や管理について考えることができるようにする。

 (3)生活と環境のかかわりについて理解させ、持続可能な社会を目指してライフスタイルを工夫し、主体的に行動できるようにする。

教材を活用した授業実践

 本校はアクティブラーニングに積極的に取り組んでおり、1学期には出生前診断に関してジグソー法による学習を行った。被服分野でエシカルファッションとフェアトレードの問題点、SDGsやESG投資を学び、青年期と家族の分野で「君とみらいとライフプラン((公財)生命保険文化センター)」を用いて将来設計やそれにかかるお金や制度について学んでいる。「シリーズ教材お金のキホン アクティブラーニング型授業プログラム 家計管理編」を経済分野の導入に使用し、消費と自分の関わりやひとり暮らしのシミュレーションを通して、自分事として家計について学ぶ姿勢を身に付ける。

*アクティブラーニングの実践のひとつ。学習者同士が協力し合い、教え合いながら学習を進めていく学習方法