千葉私立幸町第一中学校レポート 先生・生徒の感想

生徒の感想

【「生活設計・マネープランゲーム」を通して】

  • 思い出がたくさんあっても、借金があっては意味がないと思った。なので、先のことを考えて人生を選択していかなければいけないと思った。
  • 人生についてよく考えたくなった。
  • 20~30歳代は借金が多く、結果マイナス3,530万円になってしまった。計画をしっかり立て、何にいくら使うか考えて物を買うようにする。
  • 計画的に物事を進められることができ、貯金も残せたので良かった。高望みせず、現実的な考えも必要だと思った。

【「あなたと銀行のかかわり」を通して】

  • 銀行は人々の生活をより良くするために、欠かせない存在だと分かった。
  • 銀行は、お金を預けたり借りたりする所だというのは分かっていたけれど、そのお金が他の人に貸し出されていることは知らなかった。「振込」は実際にお金が移動しているわけではなく、データのやりとりで瞬時にできるのは凄いと思った。
  • 将来に役立つ知識だから理解しようと思う。
  • 私たちが普段預けているお金は、いろいろな人の役に立っていると知って嬉しかった。

先生の感想

 今回、「金融経済教育」というテーマで、5時間扱いの授業を計画した。学習指導要領解説に、市場の働きと経済について、「家計の貯蓄などが企業の生産活動や人々の生活資金などとして円滑に循環するために、金融機関が仲介する間接金融と、株式や債券などを発行して直接資金を集める直接金融を扱い、金融の仕組みや働きを理解させることを意味している。」ということが示されている。
 「金融」という言葉を、中学生が認識することは難しい。金融の仕組みや銀行(金融機関)の役割など、中学生が当事者意識を持ちにくい「金融」について全国銀行協会が提供している「生活設計・マネープランゲーム」と「あなたと銀行のかかわり」を活用したことで、自分たちの生活・社会との関わりを明確にし、関心を高めさせることができた。