10月12日(火)実施

筑波大学附属坂戸高等学校レポート3,4時間目

 全8時間授業の3,4時間目として「ローンの仕組み」「クレジットの仕組み」を学ぶ授業が実施されました。
 お金には「生きていくために必要なお金」「生活を豊かにするためのお金」「社会や他の人のために使うお金」の3つがあることを先生から説明され授業に入っていきます。

 「ローンは、借りる金額に応じた金利も払う必要がある」ということから、金利と頭金の関係について触れる中で、ローンを組む際、なるべく多く頭金を用意した方が借りるお金が少なくてすむため、最終的に支払う金額を抑えられるという結論になりました。頭金を貯めるために、限られた収入の中で、どう支出を抑え貯蓄を増やすかを シミュレーションします。どの班も、食費や光熱費や遊興費で調整をしていました。先生からの「本当に食費を減らすことが可能ですか?」という質問に「お弁当を作ったり、外食を控える」といった具体策も出されました。 

 先生がローンは「信用」が大切であると説明し、次のテーマ「クレジット」についての説明に入っていきます。 
「家族がクレジットカードを持っている人」という質問に約半数の生徒が挙手しました。 支払機能や借入機能、身分証明書としての機能などの説明を聞きながら、クレジットカードのメリット・デメリットについて考えていきます。メリットとして「その場に現金がなくても購入できる」「後払いができる」、逆にデメリットは「使いすぎる心配がある」「分割だと金利がかかる」といったことが挙げられました。 

 クレジットカードを利用した場合の金利と返済額についてシミュレーション(ホームページ掲載の「デジタル教材」のシュミレーションツールを使用)をして、機能を実践的に理解していきました。生徒たちは、どのように「クレジット」を利用すればいいのか、クレジットの機能と役割について少しずつ理解しているようでした。