11月4日(金)実施

浜松市立庄内中学校レポート1時間目

 全5時間授業の1時間目として生活設計・マネープランゲームをとおして、人生の様々な選択と収入・支出のバランスについて学ぶ授業が実施されました。

 6人ずつ6班に分かれ、班ごとに1人の人生を体験していきます。 裏返しにされたカードを1枚ずつ引いていくことで、思ってもいないような人生が展開されていきました。

  まず20歳代では、収入と基本生活支出が決まります。 収入と支出のバランスが全くとれていない班、収入に見合う支出になっている班など、既にこの時点で各班の人生には大きな差が出ていました。

 30歳代では、結婚、子育て、家、車について考えていきます。 引いたカードによって、結婚して子どもが3人の家族になった班、結婚はしないでマンションと車を購入する班、など、様々な組み合わせが生じます。ゲームが進み、引いたカードで人生が決まっていく中で、人生の大切な事柄については自分自身で選択・判断をしていきたいという気持ちが高まっているようでした。

  40、50歳代と人生が進んでいく中で、楽しく嬉しいイベントもあれば、思わぬアクシデントに見舞われることもあるということもゲームの中で体験していきます。

  60歳で定年を迎えるまでの人生を擬似体験した各班の感想は、本当に様々なものでした。

  • 収入や生活の特徴(支出)によって、その後の人生が大きく変化することが分かった。
  • 結婚や住宅の選択、自動車の購入など様々な選択によって、よりよい人生にしていかなければいけないので、人生はとても難しいものだと改めて実感した。
  • 思い出がほとんどなく、お金だけが貯まっていく生活でした。結婚もしなかったし、子どももいないし、本当につまらない人生だなと思いました。
  • お金の使い方には注意しないといけないと思った。
  • 収入のレベルによって、かなりお金が足りなくなってしまうことが分かり、最初の収入が決まる時というのが大切だと思った。

 生徒は、収支のバランスやお金の使い方に気付くことができたようです。 先生から、今日の不安や不満を解消できるよう、これから経済や生活設計に関することを学んでいくことが説明され、授業は終了となりました。