11月14日(月)実施

浜松市立庄内中学校 講師派遣

 金融経済についての5時間授業の締めくくりとして、講師派遣授業が実施されました。 
  講師は、庄内中学校のすぐ近くにある静岡銀行舘山寺支店の山越支店長です。

 授業の始まりは、講師からの「銀行に行ったことのある人はいますか?」の質問でした。全体の半数の生徒が手を挙げ、先生からは「意外と行ったことがあるんだな。」という声があがりました。 講義の内容は、シャッターが閉まった15時以降の銀行では何が行われているのか、銀行の三大業務とその役割、銀行が利益を生み出す仕組みについてです。

 銀行では、15時以降にその日やり取りをしたお金の集計や確認が行われていることについては、生徒もある程度想像できていたようですが、店舗内外の清掃も銀行員が行っていることについては驚いている様子でした。

 次に銀行の三大業務について確認をしていきます。 
 経済活動において、銀行を心臓、お金を血液にたとえて、生徒に分かりやすく説明をしていきます。 
 貸出については、どのような人に貸し出しをするのか生徒用教材で「4つのC」を再度確認していきます。 
 あわせて、銀行がどのように利益を得ているかについても説明がありました。 
 「資金収支」「役務収支」「運用収支」については、これから学習する経済活動にも関係する内容であるということが野末先生からフォローが入ります。

 最後に、銀行員がこのように学校を訪問して授業などを行うことは、銀行の社会貢献活動の一環であるということや、環境に関する基金やビジネスマッチングなどその他の取組みについても説明がありました。

 生徒からは、銀行の業務や役割、利益を生み出す仕組みなどを分かりやすく説明してもらい、将来に役立つ知識が身についた、これからも金融や経済に興味を持っていくようにしたい、という感想がありました。 
 金融経済のまとめとして、またキャリア教育の面からも充実した授業になりました。