12月14日(金)実施

川崎市立菅生中学校 講師派遣

 金融経済教育授業の導入として、講師派遣授業が実施されました。 
 3年生全クラスの生徒が一斉に体育館に集合しての授業となりました。

 授業のテーマは「銀行の仕組みと役割」です。

 講義のはじまりは、自分の知っている金融機関の名前を答えてもらうことからです。「普通銀行」だけでなく、「信託銀行」や「信用金庫」など様々な種類があることを初めて知った生徒もいたようで、驚きながらも真剣に講師の話を聞いていました。

 次に、金融機関の「金融」とはどういう意味なのかを考えていきます。「家計などに余っている資金(余剰資金)を、資金を必要としている個人や企業へと融通する」ことから「金融」と言われることが理解できたようでした。銀行などの金融機関はこの意味のとおり、経済社会にお金の橋渡しをしていることを知った生徒からは「よくできた仕組みだ」というつぶやきも聞こえてきました。

 銀行の三大業務である「預金」「貸出」「為替」について、銀行に預金するのはなぜか?銀行の貸出先はどのようなところか?生徒たちに疑問を投げかけながら、説明がありました。また、銀行が取り扱う金融商品には様々なものがあり、安全性、流動性、収益性という指標があること、リスクとリターンの関係、リスク分散の必要性など、社会に出て金融商品と関わる際に知っておくべきことについても説明がありました。

 銀行の業務や経済活動における役割、金融商品についての知識を得ることができ、次週からの授業に向けて、改めて「銀行」や「経済」に対する興味を高めることができた授業となりました。