12月18日(火)実施  学年:3年生

川崎市立菅生中学校レポート1時間目

 金融経済に関する全3時間授業の1時間目として、銀行の仕組みとはたらきについて理解する授業が実施されました。

 前時の講師派遣授業の振り返りとして、「金融」という言葉の意味を考えることから、授業ははじまりました。
 教科書と知ろう!学ぼう!お金の使い方p18.19を使って、銀行や信用金庫などをまとめて金融機関と呼び、金融とはお金を融通する意味だということを確認していきます。

 次に、融通するという意味をより具体的に理解できるように、銀行の業務を1つずつ確認していきました。
 「使わないお金が手元にある場合、どうして銀行にお金を預けるのか。」その理由を考えてワークシートに記入していきます。
 生徒たちの回答は、

  • (家に置いておくと)火事やどろぼうにあってしまうから
  • すぐに使ってしまうから
  • (通帳を)家計簿の代わりに使うことができるから
  • 銀行の口座からお金の支払いができるから
  • 利子がつくから

 というものでした。 
 ここで、片岡先生から知ろう!学ぼう!お金の使い方p18を確認するように指示が出されました。生徒たちの回答が、大きく3つに分類できることが分かりました。「安全」「便利」「有利」の3つです。銀行にお金を預けるメリットが明確になりました。

 続いて、銀行の仕組みについて図解をとおして理解していきました。 
 ワークシート
には、「お金に余裕のある人」「銀行」「お金が必要な人」がそれぞれ矢印でつながっている図が書かれています。お金に余裕のある人が10,000円を銀行に預けることを「預金」といい、銀行が預かったお金10,000円を必要な人に貸すことを「貸出」ということは分かりました。次に逆の流れを見ていきます。お金を借りた人が10,000円を銀行に返す時には「利子」をつけて返さなければいけません。その場合の利子を1,000円とします。そして銀行も、お金を預けてくれた人に500円の「利子」をつけて返します。この差額の500円が銀行の利益となります。 
 今回のやり取りだけ見ると銀行の利益は500円ですが、このようなやり取りが何千件もあり、やり取りされる金額が大きいことを考えることで、銀行がどのようにして利益を得ているのかが理解できたようでした。 
 また、預金には普通預金・定期預金・当座預金などの種類があり、お金をどう使いたいか、どう貯めていきたいかによって、自分で預金の種類を選ぶことができるということは、生徒たちにとっては新たな発見のようでした。 
 預金と貸出が出てきたところで、改めて銀行の三大業務について確認をしましたが、為替については具体的にイメージができないようです。 
 そこで片岡先生から為替の代表的なものである「振込」について説明がありました。高校の受験料を振り込むという身近な話題から、遠くにいる人に安全にお金を届けてくれる仕組みであることが分かりました。

 授業の最後に、班の代表が、お札が何枚あるか制限時間内に数えるゲームを行いました。模擬紙幣を使って6人が一斉にお札を数え始めました。制限時間は3分です。時間がきたところで、数えた枚数を発表してもらいます。1つの班以外は100枚と答えましたが、正解は98枚。片岡先生は授業の前に100枚1セットの模擬紙幣の束から、それぞれ2枚ずつ抜き取って準備をしていました。  
 このゲームでは、金額が大きくなるほどお金を正確に数えるのは時間がかかり、間違いも起こりやすいということが分かりました。銀行が日々行っている振込業務が消費者にとってとても便利で安全なものだということを体感できたようです。

 次時は、お金を貯めたり使ったりという自分自身のお金の使い方を考えるゲームを実施することが伝えられ、本時の授業は終了となりました。