3時間目:10月15日(月)実施/4時間目:10月19日(金)実施●教材:ローン&クレジットのABC

香川県立高松商業高等学校レポート3.4時間目

 金融経済教育の3時間目は「ローン」についての授業、4時間目は「クレジット」についての授業が実施されました。 
 前時のライフプランと家計管理の授業で収入と支出のバランス、計画性の大切さとあわせ、充分な収入を得て余裕のある生活をすることは思った以上に難しいということに気付いた生徒たち。そこで3、4時間目は、欲しい物を欲しい時に手に入れる方法としての「ローン」「クレジット」の仕組みについて理解していきます。

 赤澤先生から、ローン&クレジットのABC p8~p15を読み込んで、ローン、クレジットについて分かったこと、重要だと思うポイント、言葉とその意味をワークシートにまとめる作業が指示されました。教材で強調や枠囲みされている以外の内容からも、どんどん抜き出してワークシートにまとめていきます。

 3時間目授業では、ローンについて、次のような内容が書き出されていました。

  • ローンの意味
  • ローンを組む時には返済できる範囲で計画を組むことの必要性
  • p8 Q3の答えは40年後
  • 間接金融と直接金融の違い → 間に金融機関が介入するかどうかの違い
  • ローンを組むには頭金が必要
  • 直接金融は債券(借用書)が発行されること
  • ローンを組む時には審査があること
  • ATMでカードローンを使用することができる 

 最後は班でまとめを行い、発表しました。

 ローンはお金を借りて後から少しずつ返済する約束のこと、お金を借りるときは返済能力の範囲で計画的に活用することなど、ローンの仕組みや必要性、メリット・デメリットについて理解できたようでした。

 4時間目授業では、「クレジット(credit)」が「信用」を指す言葉で、後払いは利用者の信用によって成り立つということについて、生徒たちは初めて知ったようでした。

 クレジットの機能や仕組み、メリット・デメリットについてまとめていきました。三者間契約の図を書き写す際には、顧客を「自分(私)」に置き換えて、商品購入からお金を払うまでの流れや、その中での各者の関係を理解していきます。また、自分がクレジットカードを持ったらどのような点に注意して活用するかを考えながら感想をまとめていきました。

 この2時間の授業をとおして、ローンやクレジットを活用するには、知っておかなければならないことが、思っていたよりも多くあることに生徒たちは気付いたようです。いずれ自分も活用する場面がくるであろうことを想定しながら、正しい知識を身につけ、賢く活用していく必要性・重要性を理解できたようでした。

 クレジットは「信用」を指す言葉ということで、次時は信用について学んでいくことが赤澤先生から伝えられ、授業は終了となりました。