京都府立東稜高校レポート 先生・生徒の感想

生徒の感想

  • ローンの学習をして思ったことは、とても便利で生活に欠かせないものだが、その分危険もあるということです。おそらく、将来自分もお金を借りることがあると思うが、その時にしっかりとした知識を持っていることが大切だと感じ、そのような知識を身につけて有効に活用したいと思う。
  • 普段私達が何気なく使っているお金は、私たちの手元にくるまでに様々なところで管理され、流通していることを知りました。また、将来私も利用する銀行についても学ぶことができ、ただ便利だからといってお金を借りたり、預金したりするのではなく、自分の経済状況や返済能力を考えて利用しようと思いました。
  • 政治経済の授業で外部講師の方が来てくださりました。講師の経験談が将来に役立つ内容でした。札勘体験も面白く、熱中してしまいました。

 

先生の感想

 教科書では金融の単元は数ページほどしかなく、例年1、2時間で済ましてしまうが、提供される教材が豊富にあり時間をかけて授業を行うことができた。

 教材は、金融について詳細に書かれており、またそれだけではなく、マンガや生活に則したワークシートがあることで、生徒の関心を引くことができた。特に社会人になってからの「ローンやクレジット」の活用方法など、高校生に教えたいところが満載だったので授業が進めやすかった。
 その反面、限られた時間内での単元計画になるので教材をすべて使うことができず、触れられない項目も多くあった。そのことから、教材は冊子ではなくPDFファイルなどデジタルデータの方が生徒に配る資料も少なく、必要なところだけを配ることができ、ICTにも活用できるのではないかと思う。
 内容的には、社会人でも理解しにくいローンやクレジットについて専門的な内容が、分かりやすく記載されていたので、幅広い学力層に対応できる教材だと感じた。
 また今回、政治経済と数学の連携授業を実施したが、それ以外にも現代社会や家庭科の授業にも使えるのではないかと思う。