11月11日(木)実施

春日部市立豊春中学校レポート1時間目

 全6時間授業の1時間目として「お金を使う意味とは何か?」を学ぶ授業が実施されました。

 まず最初に導入マンガを読むことで、生徒たちに“人生においてお金は大切である”ということを気付かせます。続いて「宝くじで100万円が当たったら何を買いますか?」とお金を使うことを想像させました。生徒は車、洋服、バイクなどの意見を出します。 

 ここで先生は、「人生では、お金を使い様々な選択をしていきます」と話しました。 

 続いて、生活設計を体験するゲームに取り組みました。4人ずつ8班に分かれ、班ごとに1人の人生を体験します。伏せたカードを引くことでどんな生活をするかが決まっていくので、引いた後に「こっちのカードの方がよかった」など、理想の人生を想像しながら、各班、進めていたようです。

 20代では、収入と基本生活支出が決まります。20代が終わった時点で「思い出がゼロ」「借金ができてしまった」と、満足のいかない班が多くありました。

 今回の授業では、30代の途中まで人生を進めました。30代では、結婚するか、子どもは何人か、住む家はどうするか、などが決まります。住居を買う際は、一括で買うか、ローンを組んで買うか、先生の説明で、それぞれのメリット・デメリットを理解してから選択しました。ゲームを進めるなかで、すべての選択において、先生が「人生の大きな選択ですよ」と語りかけていたのが印象的でした。

 先生は、授業の最初にした質問や、ゲームの結果を振り返り、「バイクや洋服、犬、車、ゲーム機などはすべて、自分の生活を豊かにするためのものですよね」としたうえで、「お金を使うということは、自分の人生を豊かにすること」と生徒に伝えました。