11月12日(金)実施

 全6時間授業の2時間目として「収入と支出のバランス」を学ぶ授業が実施されました。

 先生は、「3千円あったら何を買いますか?1万円あったら何を買いますか?」と質問し、金額によって使い方が違うことに気付かせます。生徒からは、CDや本、洋服などの声があがりました。次に、「買いたい物が1万円では足りなかったらどうしますか?」という質問をしました。生徒からは、お金を貯める、我慢する、お金を借りて買うなどの意見が出ました。 

 ここで先生は、使えるお金には限りがあることを説明し、収入に見合った支出、つまり、収入と支出のバランスが大切であることを生徒に意識させ、前回のゲームの続きに入りました。

 今回は、30代の続きから、50代までの人生を体験しました。「これ(カード)を引くと、人生が決まる」と緊迫感を持ちながらゲームに臨む生徒もいました。そのなかで、生徒の反応が大きかったのが、60歳で退職金が決まるときでした。「退職金がない」という班が多く、生徒の残念がる声が聞こえました。まだ働いたことはなくても、退職金は大切だという意識が強かったようです。

 ゲームが終わって、マイナスの班が多いなか、「お金がなくても家族がいればいい」という感想もありました。先生は、このゲームの結果を受けて、どうすればよかったのかを考えることが大切だと話しました。 

 最後に、先生は「収入と支出のバランスが大事。人生では、本当に必要なものを正しく選択していくことが必要である」とまとめました。