11月16日(火)実施

春日部市立豊春中学校レポート3時間目

 全6時間授業の3時間目として「ローンの仕組みと役割」を学ぶ授業が実施されました。

 先生は、前時のカードゲームでは、家や車を一括で購入する選択をした班が多かったことを振り返りながら、実際はローンを組んで購入することが多いと説明した後、導入クイズを行い、ローンや金利について学びました。

 「“先にお金を借りて、必要なときにお金を使いたい”そんなときにローンは便利です」とローンの役割を説明してから、ローンの種類について説明しました。住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、フリーローンに触れ、「使用目的を特定しないもの、返済期間が長いものは、一般的に金利は高くなる」と説明しました。

 続いて、住宅ローンを例に、金利について理解を深めていきます。ここで、頭金についても学び、生徒たちは、頭金を多く払うと、そのぶん、借りる額が少なくて済むため、支払う利息が抑えられることに気付きました。頭金を貯めるために、支出を抑える方法を考えるなかで、生徒から「本当に必要なものと欲しいもの以外は我慢する」という意見が出ました。 

 最後に、先生は「自分だったら、どんな人にお金を貸したいと思いますか?」と、生徒にお金を貸す側の立場で考えてみるように促しました。生徒は「きちんと仕事をしている人」「信用できる人、きちんとお金を返してくれる人」などと答えました。先生は、「ローン」を組むには「借りたお金は約束どおり返すという信用」が必要であること、お金を借りる前に、本当に必要なものであるかを考え、きちんとした返済計画を立てることが大切であることを話してまとめとしました。