12月1日(水)実施

春日部市立豊春中学校レポート5時間目

 全6時間授業の6時間目として「生活設計と選択・判断」を学ぶ授業が実施されました。

 これまでの授業で学んだ知識を活かして、再度マネープランゲームを行うことで、よりよい暮らしとは何かを考えさせます。先生が「今回は、自分でカードを選択できるので、自分の生活設計を考えながら、ゲームを進めましょう。」と促しました。

 前回と同様、4人8班に分かれてゲームを進めます。運ではなく、自分でカードを選択できるため、「これが一番良いと思う!」と、生徒たちは理想の生活を思い浮かべながらゲームに取り組んでいました。 

 1時間目の取組みでゲームのルールを理解しているので、20歳代の人生から60歳で定年を迎えるまで、スムーズにゲームが進みました。家を買うなら一括かローンかなど、じっくり考えていました。 

 ゲーム終了後に、先生は「思い出はあったか、貯蓄はあるか、思ったとおりの人生を送ることができたか、前回の結果と何が違ったのかを考えることが大切です」と生徒たちに伝えました。 

 また、先生が用意した、フリーターと正社員の人生の映像を見て、生徒たちはよりよい暮らしとは何かをそれぞれに考えていました。

 これまでの授業のまとめとして、先生が「生活設計とマネープランをたててお金と付き合うことが大切です。お金を借りるときは、知識が必要、慎重に計画しましょう」と話しました。金融経済の授業は、生徒たちにとって、お金の使い方を含め、自分の将来について考える良い機会になったようでした。 

 今回の授業は、公開授業として行われ、近隣の小中学校から7人の先生方に参観していただきました。授業後には、今回の実践授業に関する学習指導案の解説など、豊春中学校の金融経済教育への取組みについての説明や参加者間の意見交換が行われました。