授業のねらい

 お金を通して世の中について考えることで、自分の人生とお金との関わりについても考える。
 収入と支出のシミュレートするとこで、収入と支出のバランスを考えようとする姿勢を身に付ける
 いろいろなお金の使い方を知ることが必要であることに気づく。

教材を活用した授業の実際

 「生活設計・マネープランゲーム」を使い、20〜30歳代のお金の使い方について疑似体験することによって、自分自身とお金や経済との関わりを実感させる。

生徒の感想

  • 生きていくうえで、お金が無いと困る場面がたくさんあることがわかった。結婚や子育てにも想像以上にたくさんのお金がかかり、人生の大きな分かれ道だということがわかった。
  • 私たちは今、限られた範囲でしかお金を使っていないけど、10年後、20年後はたくさんの場面でもっと高額なお金のやり取りをすることがわかりました。お金の使い方は慎重に考えて選択したいと思いました。

先生の感想

 生活設計・マネープランゲームを通して、楽しみながら収支のバランスを考える体験をさせることができました。子どもたちは、まだ体験していない「結婚」「子育て」「住宅購入」などを疑似体験することで、人生には多くの分かれ道と選択の機会がある、ということを感じとることができたと思います。
 経済の授業は、生徒が「難しい」「目に見えづらくわかりにくい」と感じてしまいがちな単元です。生活設計・マネープランゲームのような「関心・意欲」を育てる課題を経済の学習の導入に用いることで、その後の経済の学習が、人ごとではなく、自分の現在のこと、将来のことと深く関わっている視点を養うことができると思います。