授業のねらい

 現在、政治経済の授業で「金融」について学習している生徒達を対象に、クレジットカードをテーマに、実生活における「金融」の利用方法やその注意点について学ぶ。18歳からでも発行が可能なクレジットカードは、生徒達にとって最も身近な金融アイテムである。しかしその一方で、若者の多重債務や自己破産などのトラブルも多発している。本授業を通して、クレジットカードの利用者としてのキホン知識や、トラブル防止のための対応策を学ぶ。

教材を活用した授業の実際

 アクティブ・ラーニングに重点をおいた教材(ワークシートやパワーポイント)を活用して、生徒自身が考察した内容を話し合って要点を絞って発表させる。多重債務に関するDVDを、問題点を探しながら鑑賞させる。また、グループごとに多重債務防止を呼び掛ける啓発メッセージを考案し、どのように注意を喚起できるかのアイデアを出し合わせる。テンポよく情報を発信し、生徒の考察を促し、スムーズな授業展開を作ることを目指す。