授業のねらい

 平成25年度研究指定校授業において「生活設計・マネープランゲーム」を活用した授業を実施し、卒業を控えた3年生に自分とお金との関わり方を楽しく身に付けることができた実績から、今年度も3年生の国際会計授業で、「生活設計・マネープランゲーム」を活用した授業を実施した。

教材を活用した授業の実際

 前時(20~30歳代の人生体験)の結果と振り返りをふまえ、人生設計の見直しを行う。見直した後の人生結果から、お金との関わり方や人生の満足度など、班員と話し合いながら考えさせたい。

生徒の感想

  • ほかの班に比べ、貯金は少なかったが、思い出ポイントは多く、人生を楽しむことができたと思います。30歳代は、結婚して子育てにお金がかかりましたが、50歳に近づくについて生活が安定しました。
  • 班によっては、最終的な貯蓄が1億円を超えていたり、借金があるけど思い出ポイントがたくさんあったりと、色々な人生があると思いました。住居や自動車の購入以外にも、非消費支出もあるので、想像していたよりも支出が多いと感じました。
  • 転職したことで、マイナスだった貯蓄がプラスになり、極力支出しないように生活を見直したので、お金が多く貯まりました。
    20歳代は収入に対しての支出が多かったこともあり、実際の人生もしっかりと考える必要があると思いました。欲しいものがあっても、本当に必要なものかどうかなど冷静に考えようと思いました。

先生の感想

「生活設計・マネープランゲーム」(平成26年度改訂版)は50分、100分の授業で、授業担当者の思いやねらいを入れることができる単純さがよいと思います。
 一度きりの人生ですが、違う選択をするとどのような結果になったのか、好景気・不景気でどのように変化するのか、生活設計・マネープランシートで比較できると、一層充実した取組みができるように思いました。
 パーソナルファイナンス授業の動機づけと、まとめに適しているのではと考えています。