平成25年10月21日(月)実施

香川県立坂出商業高等学校レポート 銀行見学

銀行の業務と役割について理解を深めることを目的に、銀行見学が実施されました。

 はじめに、「もし、銀行がなかったら世の中はどうなってしまうのか?」を知るために、 ドキュメントアイ“ザ・バンク!”のDVDを視聴しました。現金を自分で管理し、持ち歩かなければならない、銀行からお金を借りることができないために、携帯電話会社が基地局を開設できずその結果、携帯電話がつながらなくなってしまう、お金の振り込みができないため、コンサートのチケットは現地に行き、現金で購入しなければならないなど、日常生活のさまざまな場面で銀行が重要な役割を担っているということが理解できました。
 現金を自分で管理し持ち歩くことの大変さや危険性を知るため、実際に1,000万円の札束を持ってみる体験も行いました。

 次に、銀行の三大業務について確認をしました。DVDの中で起こったことは、銀行の三大業務と大きな関係があります。預金は、お金を預かり安全に保管して、必要なときに引き出せるようにする業務、貸出は、お金に余裕のあるところからお金を必要としている人や企業にお金を貸す業務、為替は、代表的なものとして振込があり、支払いたい相手の銀行口座へお金を振り込む業務です。
 銀行は三大業務を行うことで、経済社会の潤滑油の役割をしており、これらの業務が滞ってしまう、あるいは銀行がなくなってしまうとDVDで見た以上にさまざまな問題が発生し、経済社会が成り立たなくなるということが分かりました。

 銀行の業務と役割を理解したところで、実際に業務が行われている銀行内の見学を行いました。
 窓口でお金を数えるための紙幣計算機、現金などが保管されている大型金庫、貸金庫や融資の相談を行う応接室を見て回りました。
 「大型の金庫の中に閉じ込められたら、どうなってしまいますか」という生徒の質問には、「今は、金庫の入り口側に換気口があり、大声を出せば外に聞こえるようになっているので、大丈夫です」と回答がありました。初めて見る施設や機器に、生徒たちはとても興味を持ったようです。

 銀行員からの講義、映像の視聴、銀行内の見学を通して生徒たちは、銀行の業務や役割、銀行の重要性について、実感を持って理解を深めることができたようでした。