川崎市立高津高等学校レポート 授業のねらい

授業のねらい

 高度に発達した市場経済の現代では、物やサービスの販売方法は複雑化し、店舗以外に通信販売やインターネットなどの方法があり、支払方法も現金以外に割賦販売やクレジットなどがあり多様化している。このような社会の中で、様々な消費者被害が拡大している。 
 こうした時代だからこそ、自主的かつ合理的に行動するとともに、消費者としての権利や義務を理解し、正しく行使できるよう体験等を通して学ばせたい。

教材を活用した授業の実際

 金融経済教育教材(ローン&クレジットのABC、知ろう!学ぼう!お金の使い方、生活設計・マネープランゲーム)を活用した授業と講師派遣により、消費者教育の観点からライフプランやお金との関わり方を考えていく。 
1時間目:自立した社会人になるためには(ローン&クレジットを活用した授業) 
2,3時間目:講師派遣授業+生活設計・マネープランゲーム体験 
4時間目:授業の振り返り、まとめ(ローン&クレジットのABC、知ろう!学ぼう!お金の使い方を活用)

生徒の感想

  • きちんとした職業について、ローンを活用できるようになりたいと思った。
  • 今回授業で使ったテキストをよく読み、またインターネットなどでも調べたりして、今のうちから正しい知識をしっかり身に付けたいと思った。
  • 生活設計やマネープランについてしっかり計画を立てていかないといけないことが身に染みた。
  • 奨学金を活用する場合にも、借金と同じ仕組みなので、計画的に返済できるようにしないといけない。

先生の感想

 高校卒業後にそれぞれがお金とどのように関わっていけばよいのか、教材を活用した座学と講師派遣授業で、ある程度は理解を深めることができたと思います。
 生徒の感想を見ても、「ローンやクレジットは計画的に活用していかないといけないと思った」「テキストをよく読み、またインターネットなどでも調べたりして、今のうちから正しい知識をしっかり身に付けたいと思った」など、授業を実施してよかったと思っています。