揖斐川町立谷汲中学校レポート 授業のねらい

授業のねらい

 担当教員の片桐先生は、昨年度、ネット検索により「ぎんこう寺子屋」サイトから教材をダウンロードして基本授業を実施された(昨年度は異なる中学校)。その際、非常に生徒のモチベーションを高めることができ、よい授業となったため、今年度は正式にお申し込みをいただいた。 
 また、昨年度に基本授業を実施した際、「直接金融・間接金融の教材があったらいいのに」と感じていたところ、今年度新たに加わった発展授業活動テーマ③「直接金融・間接金融」があり、すぐに活用を決めたとのことである。 
 この活動テーマ③「直接金融・間接金融」は、ワークシートに沿って進めることにより、重要なワードもとりこぼさずに学べるようにできており、企業の資金調達の方法、「直接金融」「間接金融」のしくみ・違い・共通点を理解させるということを授業のねらいとしている。活動テーマ①②よりも、取り組みやすい構成としていることで、片桐先生のねらい、意向にも合致した教材だった。

教材を活用した授業の実際

 基本授業と発展授業の二部構成となっている「あなたと銀行のかかわり」プログラムの基本授業・発展授業活動テーマ③を実施した。(内、発展授業活動テーマ③を取材) 
発展③
活動テーマ③は、本来、直接金融にかかわる「株式会社のしくみ」や間接金融にかかわる「銀行の貸出業務」などの単元学習後の発展活用を想定しているが、今回は、「株式会社のしくみ」についても、この授業で学びながら進めるという形式としたため、「株式会社のしくみ」ついてかなり丁寧に落とし込みながらの展開となり、ティーチャーズガイドに示されている(5)以降、「応援したい企業の失敗や成功によって、預金者や投資家にはどのような影響があるかを考えさせるワーク」については、実施しなかった。しかしながら、授業の進度によっては、このような活用方法も有効であることがわかった。 

先生の感想

 時間はぎりぎりではありましたが、ワークシートの模式図をつかいながら、「直接金融・間接金融」について、しっかり落とし込むことができたと思います。