千葉県立東金商業高等学校レポート 授業のねらい

授業のねらい

 ビジネス経済は、具体的な経済事象について経済理論と関連付けて考察する能力と態度を育てる観点から新たに設けられた科目である。
 この科目のねらいは、ミクロ経済理論及びマクロ経済理論の基礎的な知識を習得させ、経済の仕組みや概念について理解させるとともに、経済事象を主体的の考察する能力と態度を育てることにある。
 そこで、経済とは生活そのものであり、人々の生活には必ず何等かの経済問題が密接に関わっていることを実感できるよう、講師派遣授業、銀行見学、体験型教材を活用した授業を実施する。

教材を活用した授業の実際

 1学期に、講師派遣授業と銀行見学を実施し、金融の仕組みや銀行の業務と役割について理解を深める。
 教科書を使った授業のまとめとして2学期末に、「生活設計・マネープランゲーム」を活用した授業を実施する。教材を活用した授業を通して、経済活動と日々の生活が密接に関わっていることに気づかせたい。

生徒の感想

  • 今までは、これからの自分の生活設計やお金の使い方についてあまり考えたことはありませんでしたが、今回の授業を参考に、自分の将来について真剣に考えなければならないと思いました。
  • 生活設計・マネープランゲームを使用して人生体験をとても楽しく学習することができました。また、人生にはいくつもの選択肢があることが確認できました。
    お金を計画的に使わなければ借金をしてしまうこと、住宅や自動車の購入、また保険の契約に関しても将来の事故、ケガや病気に備えるものであることが分かりました。
    高校でこのような体験をすることができ、将来に役立つのではないかと思いました。
  • 普段の授業では、将来のことについてなかなかイメージできませんが、この学習を通して収入の大切さ、計画的なお金の使い方など、自分の人生を充実させることや、子育てについてなど真剣に考えることができました。両親がこのようなことを考えて私たちを育ててくれていることに感謝したいと思います。

先生の感想

 経済とは生活そのものであり、人々の生活には必ず何らかの経済的問題が密接に係っている、そのような経 済の学びの一つの視点として、この教材を活用した。
 生徒たちが主体的・能動的に学習できることはもちろんであるが、班活動であることから、班員とのコミュ ニケーションの必要があり、言語活動などの学習効果も期待できる。