テーマ:生活設計・マネープランゲームと全銀協の金融経済教育平成25年7月5日(金) 14:00~15:45

レポート

富山県高等学校家庭科教育研究会研究グループ

 富山県の高等学校の家庭科教員が教科研究を行う「家庭科教育研究会研究グループ」に講師を派遣し、「生活設計・マネープランゲーム」の体験と、授業での活用法の検討を行い、全銀協の金融経済教育活動について紹介しました。

 まず、参加された先生方を生徒役として「生活設計・マネープランゲーム」の教材体験を行いました。通常は、生徒4~6人で1つのグループになりますが、今回は先生1人ひとりが1つのグループとしてすべての役割を体験しました。ゲームは、引いたカードで収入と支出が決まります。20代から10代ごとに、結婚や住居などの選択をしていき、選択に伴う費用とともにワークシートに記入します。概ね40分間で30代までゲームが進行し、50分授業で活用する場合はこの辺りでゲームを中断し、振り返りを行うとよいことを確認しました。

 続いて、40代以降のゲームを継続します。40代と50代では、様々なイベントやアクシデントのカードをひきます。最後にワークシートに記入した結果を発表しながら振り返りを行います。

 ゲーム完了後は、実際の授業での活用法について検討しました。1時限で30代までゲームを進行し、2時限目は30代までのそれぞれの家計の状況に応じて、生徒に収入や支出の見直しを考えてもらうという活用方法が提起されました。さらに、40代では、転職や離婚といったイベント・アクシデントがあってもよいという意見も出ました。講師からは、「キャリアカード」や「銀行員カード」など今回使用なかったオプションのカードもあり、このカードゲームは様々な活用法のアレンジが可能であることと、授業で活用いただいた先生方の意見をふまえて、今後さらに改善を加えていきたいことを説明しました。

 最後に、全銀協が取り組んでいる金融経済教育活動について説明し、全銀協が制作したパンフレット等の教材や、そうした教材を活用した授業実践例や無料出張講座などの説明を行いました。

使用教材