テーマ:高校生向け生活設計グループワーク教材平成24年10月13日(土) 9:15~10:45

レポート

家庭科を楽しむ会レポート

 高等学校の家庭科教員が教科研究を行う「家庭科を楽しむ会」に講師を派遣し、11名を対象として、全銀協の金融経済教育活動について紹介した後、カードゲーム教材の体験を行いました。

 まず、全銀協が取り組んでいる金融教育活動について、全銀協が制作したパンフレット等の教材を紹介し、そうした教材を活用した授業実践例や無料出張講座などの説明を行いました。また、金融経済教育研究指定校制度について説明するとともに、指定校である高等学校で実践された教材を活用した授業例を指導計画とともに紹介しました。

 この後、参加された先生方を生徒役として生活設計・マネープランゲームの教材体験を行いました。通常は、生徒4~6人で1つのグループになりますが、今回は先生1人ひとりが1つのグループとしてすべての役割を体験しました。ゲームは、引いたカードで収入と支出が決まります。20代から10代ごとに、結婚や住居などの選択をしていき、選択に伴う費用とともにワークシートに記入します。最後にワークシートに記入した結果を発表しながら振り返りを行います。楽しい雰囲気で進められる中、先生からは進行についての質問や授業でのゲームの活用方法についての意見などがありました。

 今回の会は、生活設計・マネープランゲームを活用した授業を実践されている先生の企画で、学習指導要領の改訂に伴い家庭科の必修科目で重視される「生活設計」の授業の教材としての活用も念頭に、カードゲームを体験することを目的として開催されたものです。
 実施後のアンケートでは、「教材を実践し、説明してもらったことで理解が深まった」「他校の授業実践の様子が参考になった」といった感想に加え、ワークシート改善の提案をいただきました。

使用教材